見出し画像

#161 よくなりたい、○○になりたい←欲、やりがい?

おはようございます。fumioです。
今日は、ちょっと固い感じでnoteしていきますね。私は、高齢者とその家族が「介護」のことで、困った際に相談支援をすることを生業にしています。

■家族の方が相談にみえた時に「前提」で考えている
 家族の方も、私も、高齢者が倒れ入院し今後の生活に支障があり困っている「介護に」・・・。そして、相談をお聴きする。
家族の方も、私も「介護」というWordは同じですが、相談を伺うと・・・。

・介護の仕方がわからないこと
・仕事があること
・老老介護であること
・○○になってほしい

このような内容になってきます。イメージを共有して、個別に高齢者のこと、家族のこと、その他のことと内容も整理していくと、私の面談での
伺い方に左右もされるところもありますが・・・。

家族の方のイメージは、「介護の仕方と仕事」介護者側の課題が多い印象です。(しかし、「前提」は私も似てますが・・・高齢者の方、家族の「言葉にできないイメージ」をことばで共有すること)

■前提は「介護」になっているよね

この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、 入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する 者等について、これらの者が尊厳を保持し、その能力に応じ自立した日常生活を営むことが できるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同 連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付に関して必要な事項を定め、も って国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。
介護保険法第一条(目的)

↑ これが介護保険法の目的です。黒字で強調しているのがこの条文の大事なところです。(専門職になる方や、介護業界の方がレクチャーする際に登場する内容です)

「前提」は「加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、 入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する 者」と「必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付」という。(条文の抜粋)

「介護」のイメージに家族も私たちも偏りがあると思います。

■介護から自立支援をイメージする
 ・尊厳を保持し、自立した生活をイメージする
 ➡よくなりたい! ○○したい!

 高齢者やその家族、私が「よくなりたい! ○○したい!」を

・知っている ➡ 家族も高齢者も私も 
・できる   ➡ 家族??、高齢者???、私?
・やっている ➡ 家族(やれること、やれないこと)
         高齢者(あいまい、身体の様子・・)
         私(サービスと仕組みで試して、経験し、気づく)
この「知っている」「できる」「やっている」を高齢者と家族と私が「ちょっとだけ」「この場面」だけを積み重ねて・・・表に現れてこない「意欲」「役割」につなげていくこと

■「老いては子にしたがう」「老後は悠々自適」
 昭和生まれの現在50代以前の世代は「老いては子に従え」「老後は悠々自適」が頭にあって、それができない不安。
それが今の若者に至るまでの世代は、老後より「老いたくない」「老いの姿」がどのように映り考えているのでしょか?

 「欲」のようなものなのか、「やりがい」のようなものなのか?

はたらくイメージが「働かされた」から悠々自適な老後、から「好きなことをした」から「○○な老後」のように、意識をちょっとだけチェンジすることを高齢者になる50代以降の年代から活動をしていくことが必要かも
しれない・・・大介護時代を迎える人の考え方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?