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#204 介護事業所の経営は、自社問題?

おはようございます。介護とそれに関わる人などについて綴っています。フミオです。
今の生活が始まり、本当に人と会わない・・・生活になっています。
そんな気持ちで聴いた・感じたことから今日のお題をススメていきます。


■グループホームの廃業・休止の新聞記事


 ローカルの地方版のコーナーを読んでいると、私の生活する県、隣の圏域にて「認知症生活共同介護」(グループホーム)が3事業所(経営は別)が廃業、休止する内容が載っていた。

そこで、入居している認知症高齢者の方は、減員のまま特別養護老人ホームへの入所するなどして生活拠点を変えざるを得ないが、生活継続は事業所がそれまでの間、担保するとのこと。

廃業・休止に至る理由は、職員の退職、高齢者も高齢化、職員の採用ができないとの書かれていました。また、事業所がある場所は、車で通勤が簡単にできる距離にないので・・・人手不足や介護業界への見方もあり職員を新たに採用ともありました。

グループホームから転居先の特別養護老人ホームも、グループホームの転居先の施設も、車で通勤が簡単にできるところなく住所地のある自治体の住民が職員として、採用されています。人手不足と将来的な職員採用には、大きな問題を抱えていると施設の職員のコメントが記事に!

■企業の存在理由


 何かの本で「この世の中から貧をなくすことである。世の中を豊かにすることである。物の面から人びとを救うことである。」と商売の使命について、松下幸之助が語ったくだりをみた記憶がある。

私も、学生に社会保障の話をする際には、企業が商品・サービスをお客さんに提供して、企業は国と従業員に税金・保険料・給与を分け、更に大きくなり企業の雇用を図り地域に貢献する。従業員も働き給与を得て、税金・保険料を国へ納める。家族を増やし、地域や企業に貢献と労働を提供すること。

ここで、企業がどうのこうの話ばかりではなく、私たちの生活がどのように変わってきているか?の話が、最近の話題だと思う。

■貧はなくならないが、ものの面では豊かになった


 先の松下幸之助の商売の使命の延長から、今を個人的に考えを述べると
ものの面では豊かになったが、生活は一周回って貧しさが変わった印象となります。

何を貧しさと考えると、豊かになり無駄を生み。ゴミも生むこと。子どもが食事を食べられず「子ども食堂」なるものがあること。豊かになっても、その便益を受けられず、仕事や生活する場所が無い人・・。

9060問題、ヤングケアラー、ビジネスケアラー、虐待、2024問題・・。統計的な出現率により目立って来ているものなのか、ニュースのネタづくりからの情報の氾濫なのか?ことばで縛り問題を見えるようにしているのか。

■○○問題とするのも、もはや・・・。慣れっ子
 個人的な物言いで恐縮です。〇〇問題は、情報というか、トレンドワードのようにしか私には、届いてこない。その〇〇問題に直面している方々は大変な問題になっていると思うのだけれど・・・。

困ることは、分かっているけどうしたらいいのか?ニュースでもどこでも「人手不足」「人の流出を抑える賃上げ」、老後が心配だから「新NISA」といういまではないのだろうか?

もはや、「問題」「問題」・・・問題だらけ!!

■これからの50代の心配事は、親の介護と自分の生活?


 老人を寝かせて、家族や病院でお世話できていたイメージはご存じかもしれませんが、不可能です。介護に関係する問題は、「地域包括支援センターへ相談へ行ってください。」これも間違いではないです。

「相談たけなら」、問題を解消したいなら・・・施設を探す?でも、どこがいいのか?お金は?どこにあるのか?・・・時間も失敗もしたくない。
ネットの情報も、たくさんあるが理解できない、わからない!!

そして、田舎(地方)の施設、「親の住んでいるところにある施設は、人手不足?入所できても、廃業・休業になるかもしれない?」親のお金でなんとかなる、大丈夫・・・・なのかな?もしたしたら、なるようになる!!

■私の身の回りの介護の様子は・・。


 介護施設の廃業・休止までは聴かないけれど、大きな施設は、職員の人手不足は慢性的で、施設の定員〇〇名と書いてあっても100%の稼働はできていないか?職員が居ても、介護職は始めてという方で補いながら研修をする。

但し、研修する時間も研修できる人材も人手不足で怪しいが本当のところかも・・。施設間の職員の引き抜きも日常化?

病院勤務から訪問看護へと事業所は増えている印象はあります。いいことも、悪いのかな?と感じることも綴れば、たくさんあるのが実態です。

■あまり語られない話


 介護事業所は、賃金が安いから他の産業へ離職していく!的なイメージのが大きく、他の産業のベースup〇.〇〇%の強い印象あります。関係がない訳ではないと思います。

私の印象は、ミスマッチと思っています。

ひとつは、就職や職業、業種の社会への流布がお金とか、キャリアとか、やりがい目線での話がないこと。さらに、スタッフの採用に得意とする人材がいない、考えてこなかったこと、「福祉の心」にフォーカスし過ぎ。さらに、さらに、介護事業所って「小さい」、中小企業が多い日本でさらに、介護事業所は小さいからお金を介護以外のことにも回せないし、回すほど介護報酬昔からもないの。

また、介護事業所は、地方は地価の安い立地が不便なところや職員が車で30分前後かかるところに住んでいるのも普通な印象あり。
最後に、経営者が数字に強くないこと、数字が強くても医療・介護に強くない・・・強いところは、大きなグループになっている。

■今日のnote


 介護のことは、切り口がたくさんあって語り尽くせませんが、豊かな生活になり、長生きでいて、家族が離れて暮らし時間が増えて、病気にもならなくなり、生活も便利になり・・・老いと死が見えなくなった幸せです。
病院にお世話になるときは、入院して、周り家族がいる人がいる時期には、それが普通の老い方、亡くなり方だったかも。

準備をしましょう!地震より確実に、介護の問題はきます。夫婦2人でも50代なら、夫婦2人にお互いの両親4人で合計6人の介護を考えないといけない時代ですから。

元気な時は、「みんな同じ」とコミュニティから会社まで同調圧力もかかり、当たり前と考えてきた生活ですが、これからの介護は本当に家庭・家族など個々の事情で変わります。

さて、どうしますか?


 

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