見出し画像

#174 要相談者の起承転結へ

おはようございます。fumioです。
雪かきをして、年齢を感じますね。筋トレが必要ですね(毎日の生活の中に身体を使いことがないと身体は傷めないかもしれませんが、弱くもしている気がします)

さて、本日のお題は「要相談者(家族等)のお話の起承転結」面談をするときのお話の進め方をnoteします。

親の介護やその相談の参考に、特に家族の方の参考になればと思います。

■家族の「切羽つまった話から」
 面談をしながら、家族のお話を聴く際には、「家族が言葉できる今の気持ち」から伺います。(直面する問題の解決するであろう答え)

例えば、事前の問い合わせての電話「お名前と相談したいこと(主訴)」を伺っていおき、実施の場面で「本日は、○○の施設に入りたい!」という相談ですが、「ご本人の様子で内容も異なりますので、今の様子を教えてください」と確認します。
(来談された家族の方は、相談を聴いてくれる相手に話のゆくヘをゆだねてください。こんなことを相談援助職は考えています)

■5つの課題と5つの要件を確認「起」
 現在、居る場所を特定していく「病院」「他の施設」「自宅」。次に、現在の場所に至る経過(病気なのか、他の事か)、自宅なら「生活の様子」。
 ・病院なら、退院へ
 ・施設なら、身体状況の変化か、お金か、施設との折り合い
 ・自宅なら、自宅が困難な原因

この中のトップは、「身体状況の変化」が一番かな?と感じます。そうなると(私の)頭の中では、「家族の語る内容について、その部分にアンテナを少し高くします」。

この「アンテナ」の種類が5つの課題と5つの要件です。
【5つの課題】
 病気、お金、距離、気持ち、家族関係、家族の気持ち
【5つの要件】
 住所地、病気、要介護度、動作、医療処置、年齢

■このアンテナを順番に伺う「承」
 順番に伺う・・・今伺たことの確認を簡単振り返り(キャッチしたことを伝える)、次に、今の状況に至った「きっかけ」に移ります。(エピソードが語れます)

 そのエピソードに、日々の関係や様子の一部が見えてきます。ここで「これまでの動作や家族の気持ち、距離感(遠方か?)家族関係」が見えてきます。

 更に、今と今に至ること(家族の方は、このポイントが相談の中心)に注意がいきがちですが・・・、「いままでに、大きな病気にかかったことありますか?」と似た話題から際に「過去の関わりと病気歴と気になることを確認します」
※わからない曖昧なことが語られたら「家族の方でご存じの方がいますか?」と家族関係に振ります。

■そして、今の身体の現状について教えていたいだく「転」
 伺うポイントは、食事、排泄、動作この3つが自立を妨げ介護者の動きに負担をかけるポイントです。(時間と労力を奪います)

 病院や施設の場合は、日頃見ていないので「家族が感じている様子」を確認します。(ここに、施設からの転居や退院に至る様子があります)

 自宅であれば、1日の様子とサービスの利用を確認します。(自宅の限界点が伺えます。認知症の方であれば、ここで困りごとが色濃く感じることができます)

■最後に、生活歴と家族の有無「結」へ
 生まれた場所、暮らしぶり、就学、就労、結婚、兄弟姉妹、子ども、孫まで伺います。(話して頂く、問もあります)

 そして、本人の意向、家族の意向を伺って、全体を「要約」して、お手伝いをするポイントをあげて、「損しない」「メリット」「デメリット」をお伝えします。

 ここで、相談者の反応で、ソーシャルワーカーの展開が始まってきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?