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聲の形、あまり面白くなかった

ネタバレするので書き散らかしておきます
耳が聞こえない転校生をイジメていた主人公が、いじめられる側にまわり成長して人の顔がまともに見れなくなり孤立する、そして耳が聞こえなかった子と再開して相思相愛になる間に色々ある、という話です。
登場人物の8割ぐらいが闇が深いキャラが多く、それをあっさりと表現して爽やか青春というギャップをねじこんでいることに気持ち悪さを感じました。
最初、実はホラーだと思ってたんですよね。贄(にえ)の形だと思ってて、まさか聾啞者の話かよと。美化されたキャラがいきなり飛び降り自殺しようとしたり、補聴器むしりとって出血させたりと中々にやらかしとるなーこれと思わずにはいられませんでした。
いじめってスクールカーストの最底辺から頂上までのどこででも起きる、動物脳によって引き起こされる現象なのですが、そういった描写がなくスカスカ頭のあまり何も考えてない小学生たちがいじめを繰り返すという、何年前の作品だよこれと思って調べたら10年前の漫画が原作で妙に納得しました。
いじめ当事者のどす黒い怨恨ではなく、精神的に弱っていく部分だけを抜き出して書いてある、そんな薄っぺらい理解でよくアニメ化できたなと思いつつ9歳の娘は恋愛ものだと思い込んできゃーきゃーしており、苦笑い。
でも人間って簡単に壊れるので何がきっかけで飛び降りるかわからんから怖いなと、日テレにしてはチャレンジした週末になりましたね。

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