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Hamilton: ミュージカル中毒かもしれない

あまりにも評判が良いHamilton/ハミルトン。直前だとチケット高すぎて行けないけれど、数カ月前であれば少し割安で購入可。1月の山場を乗り越えたご褒美を2ヶ月前から準備し、先週観てきた。

アメリカ建国の父の一人だと言われているアレクサンダー・ハミルトン。アメリカの建国の過程が、一人の天才を通して描かれるこのミュージカル。ヒューマニティとパッションに溢れ、あっという間に時間が過ぎる。正直うまく表現出来ないが、内容、音楽が最高の状態で融合した奥深いミュージカルだと思う。

日本で言うと幕末を題材にしているので、間違いなくアメリカ人は大好きだと思う。予習の段階でNY公演はチケットが取れないという記事を何度も見つけたが、非常に納得である(今はどうなのかはNYにいないので分からない。ちなみにロンドンだと、高くても良ければチケットは手に入る)。

ラップだとこんなにパッションを表現出来るのか、と感動するくらい、力強さがストレートに伝わってくる。ラップ独特の韻を聞いていると、作曲・作詞したリン=マニュエル・ミランダ(ちなみに脚本も彼。当初は主演まで務める!)は天才!と思わず息を吐いてしまうほど。ノンネイティブの私がそう思うくらいだから、言葉の細かな表現が分かるネイティブはもっと深く感動しているんじゃなかろうか。

個人的にはキングジョージ3世が出てくる場面が好き。彼が登場するだけで、観客はクスクス笑ってしまう笑

もう一つ。アメリカが移民に対して閉鎖的になっている中、この国は移民であるハミルトンが創ったんだ、と言わんばかりの強いメッセージ性。有名だが、このミュージカルのパフォーマーは全て有色人種(白人だったワシントンなどまで)である。かなり振り切っていて、非常にアメリカらしいミュージカルだと思う。

これから観ることを検討されている方は、歌詞や内容の予習をおすすめします。

あぁ、ミュージカルは人生を豊かなものにしてくれる。I'm not throwing away my shot! (チャンスを決して無駄にしない!)

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