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日暮れ美に立ち尽くした

あまりに綺麗な夕焼け空に、
私は時間を忘れて立ち尽くしていました。

滲むように混ざり合う
藍とだいだいのグラデーション。

薄明【はくめい】

日が落ちてしばらくの間、空が薄明るい状態。
上空の大気が、太陽光を散乱して光るために起こる現象だそうです。

まさに、光のイリュージョンです。

淡い墨がにじむよう

時間と共に薄明も変化します。
海上で水平線が確認できて、星がたくさん見え始める段階を「航海薄明」というのだそうです。

とても情緒あふれる言葉だと思います。

広大な海に見る夕暮れは、言葉にならない美しさがあるのでしょうね…


自然が織りなす色彩の美しさには、
いつも心を奪われます。
地球は神が創造したもの。
今よりずっと自然と近く生きていた古代のひとが、そう考えたのも頷けます。

今、都会やリゾート地では照明が強くなっていて、楽しめる機会は少なくなってきているそうです。

人工的な輝きが、
自然の美を覆い隠してしまっている。
何だかもったいなく思います。

少しずつ、あを色が降りてくる

私たちの周りには、美しいもので溢れている。

どう見えるかは、心の感度の違いでしょうか。
カメラの機能で写し取れる情景が異なるように。

私は周囲から影響を受けやすい性格です。

人間関係に疲れたり、傷ついたり、
深く考えすぎてしまったり…

生きていく上では、厄介なことも多くあります。

一方で、人に空に、道端の草花に、
些細な変化や情景に、
心を動かすことができる。

日常に溢れる美に気づき、
感動できると言うことは、
とても幸せなことかもしれません。

スマホのカメラで
(他の写真はミラーレス一眼で撮影)

この美しい景色が
この景色を美しいと感じる心が
これからもいつまでも
あり続けますように。

慌ただしい日常に、
ふと足を止めて空を見上げてみませんか?

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