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【恋愛エッセイ】見た目ばっか

 彼氏や夫の前でいつもどんな時も、美しくいたい。だから努力をする。お風呂上がりも少しメイクをしてスッピンなんて見せない。お肌はツルツルでいつまでも女でいる。

そんな女が好きな男ももちろんいるだろう。女の努力を知ろうともせずにとりあえず、まず女の見た目重視な男。「もちろん性格重視。でも見た目大切だよ。」とか言って結局見た目一番重視な男もいるし「美人で可愛いに越したことないでしょ」と開き直る的な俺正直だから的な事がかっこいいと思ってる男もいるよね、高確率で。

もちろん
美の努力をするのが好きでやってる女もいる。

それはそれでOK。


ただ夫婦になって子どもにも恵まれて家族が出来上がる。すると必然的に美意識はあろうとも自分に時間を使う余裕はない。

肌はカサカサ、カカトはガサガサ、シミは出来るし手はあかぎれ。それを老けただのババアだの言ってしまう男もいるし心の中で妻に幻滅している男もいる。それで若い女に走る。

ふざけてるよねー。
変態さんだよねー。

パートナーの何を見てきたんだ?ってね。結局見た目じゃねーか。君は自分のレベルが相当高いと思ってらっしゃるんですね。って話。ナルシストに多い傾向。子どもできたのに独身の時と感覚が変わらない男にも多い傾向。


そんな中でも、カサカサガサガサボロボロな妻も愛おしい。と思える男も存在する。ガサガサのカカトでスネをすりすりされて喜ぶし、シミが可愛く思えちゃう。それって究極の愛だと私は思う。相手の努力をちゃんと見てるってこと。どんなに相手の見た目が変わろうとも、いや変わって当たり前だとちゃんと認識しているってこと。


相手に求めてばかりの男って、結局見た目なんてそこそこなのよ。独自の統計上、自己肯定感の高い男は見た目そこそこが多い。自己肯定感の低い男は結構イケメンが多い。これは生まれ持ったものなのか、はたまたそこそこ男の努力なのか?自分が努力したからって相手に求めるのはお門違いだ。あんたと私は別の生き物だから。惹かれあったパートナーだからって全部が同じ価値観だとは思わないでくれ。


恋愛の段階ではお互い未熟でも良い。でもそのままで結婚しちゃうと失敗が多い。結婚は自立したもの同士だからこそ成り立つ。相手に依存する暇もないほどちゃんと自立していてこそ。

キュンキュンラブラブしたいなら恋愛して、嫌になったら別れる。紙切れや面倒なことがない恋愛を楽しむ人生も大ありだ。結婚出来る人って限られてるんだと思う。そんな30代後半。

推し活してるのが楽しい30代後半。
推しのいる人生もええやん。ってな36歳。

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