失敗から学べ!~開業までの道のり~

皆さんこんにちは!

これは僕が治療院併設のフィットネスジムをオープンするまでの道のりを記したものです。

ただの経験談、そして失敗談です。

①構想
②資金調達
③物件契約
④内装工事
⑤オープン準備

だいたい上記5つのフェーズに分けてお送りします。経験談ではありますが、失敗も沢山あったので開業を考えている方は是非参考にして下さい。

僕が今の施設を開業したのは2020年4月コロナ真っ只中でした。正直、コロナ自体はそれほど大きな問題ではなかった様に思います。問題は僕の認識の甘さと勉強不足…これに尽きます。
スタートアップの規模や経営戦略、コンセプト、システム、市場調査、資金の振り分けなど言い出したらキリがありません。
ただの「やりたい」でやるべきではない開業。
もう一回、今の知識を持ったまま最初からやり直したい!笑

これを読んでいただける皆さんがそんな失敗をなるべく減らせる様、僕の屍を超えていって欲しいと思います!(まだ死んでませんし、施設も絶賛運営中です。)

それではご覧下さい!


①構想


開業にあたって思うのは、「何となく開業するもんだと思ってたから…」とか「開業すれば稼げると思うから…」という場合は開業はやめておいた方がいいです。

何故、開業する必要があるのか?

この問いに明確に答えられる人のみ開業を視野に入れることができると思います。
つまり動機ですね。

さて、僕の開業の動機なんですが3つありました。

1.生活の基盤
僕はかつてトレーナーとして勤めていたチームから急に契約を切られた事があります。「来年も契約する」と言われて他のチームからのオファーを断って待っていたら、「やっぱり契約しない」と…。詳しい話は置いておいて、この経験があったので自由に動くためには基盤がいるという考えになりました。これがまず1つ。

2.スキルアップ
当時、スポーツチームに勤めながら僕は施設を開業しました。その理由の1つに、チームでは年功序列で経験が積めないということがありました。既に他のチームや海外でそれなりの経験は積ませてもらっていましたが、自分主体で選手のケガを評価したり、一貫してリハビリを組んだりということはチームで1番年下の僕にはさせてもらえませんでした。
選手からみてほしいと言われる中、何年待てばそういった経験が積めるのか…「そんな無駄な時間を過ごすなら、自分でみれる環境。作ってしまえばいい!」と考えて、作ったのが今の施設です。

3.若い同業者のための施設
これは僕が日本に帰って来てから、実は若いトレーナーやセラピストがとても情熱があり、成長意欲も高いと知ったからです。でも、整骨院などでは自分の考えや勉強した事が出せない…という葛藤を抱えている人が多かったんですね。そして、いずれは開業したい…と。じゃあ、そういう独立開業を目指す若い人のための場所をつくろう!ということで作りました。自分の施術やトレーニングにどれくらい価値があって、価値を生むには何をする必要があって、どれくらいで安定するのか。そういった総合的に実践して学ぶ環境を目指しました。
僕が若い頃にあったらいいなと思っていた治療もリハビリもトレーニングもできる作りにしました。

この3つが僕の開業した動機です。

しかし、この3つには共通して大きな危険が孕んでいます。

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