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ショップオーナーを「エンパワー」するブランド戦略。カラーミーショップデザイナーrnsの紹介



こんにちは。GMOペパボ EC事業部 デザインチームでサービスサイトを中心としたデザインを担当している、コミュニケーションデザイナーのrnsです。

ブランドを正しく活用し、成長させるための、さまざまなレベルのコミュニケーションのデザインを行っています。

メインの業務は、サービスサイトを中心としたアートディレクションです。視覚表現を中心とした制作・レビューでのクオリティ担保をしています。カラーミーショップには「ECの多様性を広げる」というミッションがあります。このミッションを実現するために、さらに詳しく言語化したブランドビジョン=カラーミーショップがこうでありたいと考える姿を示すものがあるんです。

私たちコミュニケーションデザイナーは、ブランドビジョンを体現するための体験設計をし、サービス内で活用することでターゲットやユーザーにより良いサービスを提供できるよう日々制作に取り組んでいます。

VI(ビジュアル・アイデンティティ)という共通認知のデザイン

カラーミーショップは今年で19年目になるサービスで(2025年に20歳(20周年)になります!)、その中で幾度もアップデートを繰り返してきています。アップデートのたびに生まれた多岐にわたる表現が混在している状態で、社内の人々が「これがカラーミーショップだ」ということを説明できない状態だったという課題がありました。

それに対し、実現したい姿についてヒアリングを実施。ヒアリング内容をもとにアートディレクションチームでビジュアルアイデンティティを構築しました。アイデンティティの可視化ののち、アセット化することでみんなが利用できる形にしました。

VIアセットの作成、利用により社内のパートナーが『カラーミーショップはこのような視点を持つサービスです』という視覚に訴える共通記号を持つことができました。

この共通記号をサービスサイト、登壇資料、クリエイティブガイドライン、ノベルティなどさまざまなタッチポイントへ適用させることで、社内外に対し「今後私たちが提供すべきだと考えるカラーミーショップの姿」を具現化して、ブランドミッションへつながるポジティブな制作物の作成が可能になります。

カラーミーショップのVIアセットはさまざまなステークホルダーの存在やサービスが目指す状態を表現するために、いくつかのオブジェクトとカラーが選べることが特長で、このアセットを使用することで多種多様なコンテンツのトーンに合った表現を選べるようになりました。
これによりカラーミーショップがサービスとしてありたい姿である、”ショップオーナーを「サポート」し「エンパワーする」”というイメージを表層に表しやすくできる環境が整いました。

結果として、非デザイナーの職種の方々とも制作方針や意図の段階から話ができるようになり、コンテンツ自体の文脈や内容について以前よりも提供できる体験の質が上がったように感じています。


デザインシステムへの関わり

また、最近では、ペパボ全体の共通基盤デザインシステムの一部を使いながらデザイン担当として、実装者とのコミュニケーション・ディレクション業務を行なっています。
自分が関わる中では業務委託のデザイナーさんやコーダーさんが居ます。その方々とお仕事を進める中で、いかに早く、的確に、わかりやすくデザインルールをお伝えし、クリエイティブに反映させることができるかというのが肝になります。

デザインシステムは、さまざまなタッチポイントへの適用を実現するのに必要な仕組みです。

デジタルプロダクトのサービスの中ではツールとしてのコンポーネントを中心としたデザインシステムが注目されていますが、コミュニケーションデザインやアートディレクションのようなブランディングの観点においてもデザインシステムの採用は重要だと思います。

コンテンツを増やしていく中で、呼び出しやすく、一貫性があり、持続しやすいデザインを行うため、積極的にデザイン作成の段階から視点を取り入れて制作しています。例えば、先日リリースされたContents Style Setはまさにコミュニケーションデザインのためのものだと捉えていて、コンテンツを提供する上で可読性を重視したタイポグラフィはWebデザインの品質を高めるものに欠かせない要素だと考えています。

戦略的にデザインを行える環境

前職では制作会社でクライアントワークを中心に教育系の会報誌のデザインや美容系のWebデザイン、広告用のプロモーション企画提案などをおこなっていました。

今後のキャリアとして、全体の仕組みや設計を意識した循環するデザインの提供に関わること、それを実現するためにクリエイティブの熟考をしたかったため、インハウスデザイナーとして働けるGMOペパボに入社しました。

入社の経緯:入社の決め手は「成長できる環境があること」【ペパボリファラルストーリーvol.3 】#デザイナー編

カラーミーショップのデザイナーには気概のある人が多いと思います。誰かが対面しているあらゆる課題や困難を自分の持てる力で解決できるようになりたい、という気持ちが強いんだろうなと思います。普段から読書会・勉強会などを開催・参加し、学んだことを仕事に取り入れながら議論を重ねる場面も多く見受けられます。

例にも漏れず自分も多くのインプットとアウトプットをするようになりました。もちろんこれはデザイナーだけではなく非デザイナーの職種の方々も同じくです。

また、カラーミーショップのデザインチームではレビュー体制も整っているので、成果物に対して適切にレビューがされます。プロジェクト過程で悩んだ際には壁打ちにすぐ応じてくれて、相談しやすい環境に助けられたことが自分自身たくさんあります。

最近は特にユーザーリサーチも積極的に行なっており、根拠を持ったデザインを行いサービス改善をしていく環境が整っているのでプロダクトはもとより、コミュニケーションデザインでもリサーチの結果を利用しながら戦略方針や制作物に反映する動きも活発です。

今後もカラーミーショップのデザインにご期待ください!

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