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私のカメラ遍歴

デジカメやスマホで写真を撮るのが趣味、というか癖(へき)である。

ふと、今まで何台のデジカメを所有しては手放してきたのだろうか数えてみようと思った。それなりにコンシューマー向けの日本デジカメ史を辿っている筈である。


CASIO QV-10(1995 年)

もう30 年近くも昔、初めて手にしたデジタルカメラ。撮影したその場で写真を確認できる液晶画面搭載は世界初らしい。

その後、色んなデジカメに手を出したけれど、これを手にした時の感動に勝るカメラは無いかも。回転チルト式のレンズも画期的であった。その当時、これまた初めて買ったパソコンであった Apple の「PowerMac 6100 AV」と共に何か生活に革命が起きたような気がしたものである。気がしたものである。

EPSON カラリオ・フォト CP-800(2000 年)

2台目のデジカメ。海外アウトレットで2万円前後だったかと。箱も説明書も英語。画素数は先代の QV-10 の 35 万画素から 200 万画素へと飛躍的に向上。

ただ、撮影画像の青カブりが酷かった。シャッタースピードの調整ができて、夜景などは感動ものでした。カバンに一緒に入れていたジュースの蓋が外れて1年ももたずに溺死。

メーカー・機種名不詳(2000 年)

よく分からない独創的な BTO パソコンなどを作っているよく分からないメーカー(思い出せない)が名刺サイズの安価なデジカメを発売したとパソコン雑誌の広告か何かで見て、秋葉原のその会社のショールームで購入。

バッテリーは単四電池1本。液晶は付いていなかった。本体からパソコンへ直接取り込むまで、どんな写真が撮れているのか全く予想が付かないロシアン・ルーレットのようなカメラ(ある意味、フィルムカメラもそうだが)。
電池残量が少なくなると変色とノイズ混じりの滅茶苦茶な写真になった。
検索してもそれらしき実物の画像が見つからない。実機を捨てずに取っておけばよかったな。。

カシオ 初代 EXILIM(2001 年)

こちらも名刺サイズ。これもエポックメイキングな製品ではあったが、正直、画質は悪かった。メモリに MP3 ファイルを放り込めて音楽プレイヤーとしても使えて、確か音声録音もできた。
末期はカメラ機能が壊れて完全に MP3 再生プレイヤーになっていた。

Nikon COOLPIX 3500(2005 年頃)

確か中古で購入。この当時のケータイの殆どの機種にカメラは搭載されていたものの、まだこの手のコンデジに画素数と画質では及ばないみたいな理由で買ったのかな。

Nikon COOLPIX S8000(2010 年)


光学ズームの望遠コンデジが欲しくて。夜空の月がなかなか迫力のある大きさで撮れた。光学 10 倍だから 300 mm くらいまでズームできたのか。

まだまだデジタル一眼は手の届かない価格で。それと一眼レフカメラというものがどういうものなのかよく分かっていなかった。メーカーは老舗カメラメーカーのニコンかキャノンかの二択だろうと。
とにかく、コンパクトで望遠倍率高くてデザインがカッコいいカメラが正義であった。

Nikon D-5600(2018 年)

またニコン機、それも初めてのデジタル一眼レフを購入。いわゆる「写真」を撮るのであればやっぱり一眼だろう・・という事にようやく気付いた(笑。

先代機種の購入から8年も経っているのは、この間のスマホのカメラのハイスペック化により「別にデジカメ(コンデジ)要らなくね?」と。
これで3台連続でニコン。今でこそ FUJIFILM 教に帰依しているが、この当時はニコン信者でした。

ネットで購入の前にヨドバシに実機を見に行って担当の人に各メーカーの違いを訊いたのだが、キャノンは広告・人物向き、ニコンは報道・風景向きという事であった。ちなみに PENTAX は色味、富士フィルムは雰囲気が独特とかなんとか。

このカメラで絞り値とシャッタースピードの関係を覚える。
デジタル一眼の今の主流はミラーレス機であるけれど、この D シリーズの 5000 番台はデジイチ入門におすすめである。はっきり言って、今所有してるミラーレス機よりもこれで撮ってた時の方が写真が上手かった(笑。

その後、標準と望遠のキットレンズ、純正 50 mm レンズと共にツイッターの FF さんに譲る。

RICOH GRⅢ(2020 年)

「やっぱり一眼レフはデカくて重いな・・」とニコンの一眼レフを手放してコンデジに戻った(笑。スナップ写真の大家、森山大道がこれで撮っていると知ってからずっと欲しかった単焦点高級コンデジであった。
形から入るんです・・(金があればライカ買ってるタイプ)。

最新機種は画角が少し狭くなって 35mm なのかな。しばらく現行愛機のミラーレスと2台持ちで使い分けて蜜月を過ごしたが、ぞんざいな扱いで去年の夏に動かなくなり永眠。時代は切り取れなかった。

FUJIFILM X-E4(2021 年〜)

歴代9台目、現在の愛機。レトロな外観とアナログフィルムライクな絵作りに惹かれて。
現在は中華製の安価な単焦点レンズを付けっぱなしで使用しているが、今思えば純正レンズの画質はかなり良かったな・・と。

このカメラも GR と同じ時期に不調になり、一度メーカーへ修理に出している。
X-E4 は発表当時も品薄で受注待ちだったが、生産も早々に終了してしまいちょっと幻のカメラとなっているらしい。中古市場で購入当時の倍近くの値が付いている。

来年、後継の「X-E5」が出るとの噂もあるが、FUJI はもーいい加減、フルサイズ機を出して欲しいですね・・高くて買えんけど・・w

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