気の済むまで休みたい

たしかに外に出ることは減ったんだけど、驚くくらい仕事になんの影響もない。

むしろ増えているから、先延ばしにできるものはどんどん先延ばしにしているくらい。

でも、今、一時的、そう、あくまでも一時的な話をすると収入が増えてもあまり興味はない。私の趣味には使えないし、これを機にプラダのカバンかルイヴィトンのiPhoneケースをとか思ったけど、持ち歩く予定が残念ながらないからやめた。お金って使う先がないと、こんなにも興味を持てなくなるのかって、小さい頃からお金が大好きな私が一番驚いてる。

何が嫌って、終わりが見えないことなんだよ。

いつ終わるかわからないから、昔毎日聞いていた、ラジオドラマで3人しか残らなくて、最後には高波に飲まれてみんないなくなっちゃうみたいな、最悪な状況を思い浮かべちゃう。

これまであった地球滅亡するみたいな予言の時はその一夜だけでびくびくしてたらよかったのに。友達に電話して、お前は怖がりすぎだと笑ってもらえたらよかったのに。今はそれも意味をなさない。刻一刻と増えていく数字、いつまでこんななのかわからないのがとても怖い。

必要以上に怖がる必要はなくても、またねって言って、会えなくなったら怖いから、またねって返信もできない。

特に先週は前の週に行った取材先のひとが感染したり、私自身、これはたぶん花粉症なんだけど、微熱と咳に悩まされてて、あーなんて愚かだったんだろうってずっと考えてた。ありがたいことに今はどちらもなおったけど。

あとね、毎日誰かの怒号とか文句を見るのがきつい。ささいな施策かもしれないけど、それでも1人の人が何人も集まって考えたことに、みんな石をぶつけるのを見てると、あーなんでこうなんだろうって。そんなわけで今はSNSは投稿するだけ、アプリからはログアウトしちゃったよ。

というわけで、休む気になれば休めるんだけど、心が全然休まらない。

大好きな夏には、大変だったねって笑えるのかな。一緒にご飯食べて、一緒に笑う。そのことがこんなにも愛おしいだなんて。

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