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大学広報にファッションショー!?コロナ禍で挑戦を重ねた海外大生が国内最大手家電メーカーに就職するまで

こんにちは!タピオカ留学の新事業「COLOR」です!

今回は台湾の国立淡江大学を卒業し、国内最大手上場家電メーカーに就職された山野さくらさんにインタビューを行うことができました!

何を大切にし、どのような留学生活を送ったのか?
海外大から日本の企業に就職するまでにはどのような壁があったのか?
コロナ禍で制限の多い留学生活だったなか、どのようにして限りある4年間を充実させたのか?
コロナ禍を駆け抜けたパッションに溢れる海外正規大生の全貌を徹底解説させていただきます!

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1学生時代

・留学のきっかけ

運営:軽い自己紹介と台湾に留学したきっかけを教えていただけますか?

山野さん:国立淡江大学外交国際関係学科出身の山野さくらです。現在は国内の大手家電メーカーに勤務しています。

留学は担任の先生がきっかけですね。
元々は日本の大学へ進学してそこで1年間海外留学にいくことを考えていたのですが、当時の担任の先生が直接海外大に進学する選択肢を出してくださったのが一番大きな要因です。
進学先を台湾に決めたのは欧米などの英語圏に比べてリーズナブルに留学できること、あとは中国語は英語に比べて勉強する人が少ない言語で習得すればバイリンガルになれる、という理由からでした。

運営:確かに台湾は半導体など電子工学が発展しているだけでなく日本に比べて学費や物価が安く、さらに親日国でもあるため、近年留学先として急速に注目度が高まっていますよね!

・どのような留学生活だったか


運営:どのような留学生活を過ごしたのか教えてください!

山野さん:最初の2年間はとにかく授業に慣れるのに必死でした(笑)
入学前は中国語に全注力していたのですが、全英語の学科に入学したので授業についていくのがとても大変でしたね。慣れてきてからは、大学内にあった日本台湾教育センター(台湾の教育政府機関)のオフィスで約2年半、日本人向けの大学広報や翻訳のアルバイトをしていました。
その中でもファッションショーが一番大きな活動でした。他の留学生に声をかけていただき、日本人のファッションショーの運営を行いました!

・留学生活で意識していたこと

運営:留学生活で意識していたことはありますか?

山野さん:「自分が楽しんでいるかを考えながら行動すること」「誘われたらなんでもとりあえず一度は参加すること」「決めたことは最後までやり切ること」の三つを意識していました。
特に一つ目は社会人になった今も意識していることで、常に自分がその状況を楽しめているか、楽しめていないなら何が問題なのかを考えるようにしています。そうすることで自ずと自分の得意なことや必要なことが見えてくるんです。
あとは留学生活で人に頼ることも学びました。今までは出来ないことや分からないことを全て一人で抱え込んでしまっていたんですけど、留学年数を重ねる中で少しずつ周りに頼れるようになっていきました!

運営:自分が楽しんでいるかを常に考える…。自分も今現在実際に留学している身なのでその言葉が深く響きます(笑)自分も積極的に客観主観の両側から自己分析を行ってより充実した留学生活を送れるよう頑張ります!

2就職活動


・就活開始時期


運営:就職活動はいつから取り掛かりましたか?

山野さん:本格的に取り掛かったのは大学四年生の10月です(台湾の大学は9月スタート)。就活の情報に触れはじめたのは大学四年生の夏休みで、日本の大学に通っている友人から面接や企業の情報を教えてもらっていました。ただファッションショーの運営や卒業時期などの関係で、就活や入社は一つ下の代と一緒になりました。

・現在の企業への就職の経緯

運営:どのような経緯で現在の企業への入社を考えましたか?

山野さん:元々現在勤務している企業に興味があったわけではなく、はじめは海外に事業展開をしている日系のメーカーへの就職を希望していました。
留学中日本製の家電が海外の方に愛されているのを間近で見て嬉しさを感じた反面、他国の電化製品が次々と台頭している現状を見て、世界中により多くの日本製品を広めたいという想いからいくつかの日系メーカーへ就職希望を出しました。その後、参加した企業説明会のなかで一番海外進出が進んでいて事業規模も大きい現在勤務している企業に入社しました!

・就活で一番不安を感じたこと

運営:海外大生は日本の学生に比べ人脈や情報量が圧倒的に少ないですが、その中で一番不安を感じた部分などはありますか?

山野さん:日本の大学の学生は就活スタートの段階である程度コミュニティや相談できる相手や情報共有をできる人がいると思うのですが、身近に相談できる相手がおらず、ずっと個人戦状態だったのが一番不安で心細かったですね。それとコロナの時は今に比べて日本人もまだそこまで多くなかったので、ロールモデルがいないことに対する不安感もありました。

運営:確かに海外大生は物理的距離や時差の問題からインターンに参加できなかったり、留学生同士の繋がりが薄い影響で情報不足に陥りやすくなりますよね。そういった部分でも私たちの新事業「COLOR」は海外大生の就活を徹底サポートしていきたいと考えています!

・就活市場におけるアジア大生の待遇

運営:
では次に、アジア大生であったことで不利な立場に置かれたり、優遇された経験などはありますか?

山野さん:
正直特に待遇が変わったことはありませんが、個人的に外資系企業は(英語の堪能な学生を求めていたこともあり)アジア圏よりも欧米圏の学生を重要視しているように感じましたね。また、アジア大生が有利な場面も特にありませんでしたが、中国語ができるという部分ではやはり周りの学生よりポイントが高かったです。あとはガクチカに関しても既に留学という点で他の学生と差別化できていたので、特に困ることはありませんでした!

・日本での就活を決めた理由

運営:
なぜ日本での就職を決めたのか教えていただけますか?

山野さん:
もともと就活をはじめた時は日本と台湾、両方の就職を視野に入れていました。(実は台湾の企業も最終面接まで行ったことがあるんです!)ですが就職するにつれ日系企業で働きたいという思いが強くなり、最終的には日本での就職を決めました。あと現実的な話になってしまいますが、台湾の給料が低いという問題もありましたね。

・就活で印象に残ったこと

運営:
では最後に、質問内容など含め、面接時に一番印象に残ったことはありますか?

山野さん:
私は日本の学生と同じ枠で申し込んだので面接時の質問はほぼ同じだったのですが、ほとんどの企業で台湾に進学した理由を聞かれました(笑)あと印象に残っているのはベンチャー企業との面接です。大手企業などが一般的な当たり障りのない質問だったのに対し、ベンチャー企業では私個人を深く知ろうとする質問が多かったですね。

質問は以上になります!山野さん、お忙しい中インタビューに応じてくださりありがとうございました!これからも海外大生の就活市場発展に向け活動しますので、次回の記事もお楽しみに!
(執筆:Maya)

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