統計力学Ⅰ(田崎晴明 著) 感想
昨年の出来事だが、普段通り熱・統計力学の講義を受けようと教室に入ったところ、聴衆は知らない顔ぶれの人々ばかりであり、担当教員もいつもと違う方で、あれ教室を間違えたかなと思い確認すると、その日開かれていたのは非平衡統計物理学の特別講義で、弊大学に佐々真一先生が招かれ、自身の研究内容を熱心に語っているまさにその最中であった(講義自体は休講だった)。踵を返すのももったいないので、適当に席を見つけ話を聞いていたのだが、やはり前提知識がないとこういう話は退屈だ。結局最後まで聞くことは