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自宅でできるボードゲームの量産の話。

割とこういう記事がないよね、ってことで、書きたいと思います。
後、夏休みも目の前なので、夏休みの自由研究とかにいかがでしょうか。
※割と雑な記事になってしまいましたが、公開しておきます。なんていうか、書ききれないぐらいあるので、無限になりそうなところは全部カットしたためです。

後、以下に書いてあるのは、見た目をそこまで気にしない、簡単な方法を記載しているつもりです。
ちょっとした工夫でクオリティなんかはぐっと上がります。そのあたりは自分で工夫してもらうのが面白い気がしているので、作りながら探すといいかなと思います。個性が出るところでもあるし。


1.ボードゲームの内容物

ボードゲームには何が入っているでしょうか。その辺に転がってるであろうゲームの蓋を開けて、中を見てみましょう。

1)カード
2)ボード
3)コマ
4)チップやお札
5)タイル
6)箱

ざっとこんなところでしょうか。
ここではそれぞれの作り方を書いていきます。
ゲームの作り方については、思い付きで作るぐらいでいいんじゃないかな、っていうのと、作り方は個人個人で割と違うので各自にお任せします。
商業チックに作る方法もありますが、それは無数に記事があるので、それらを読んで自分に合いそうなものがあれば、それを試すのがいいんじゃないかな。


2-1.カード

自宅でカードを作る場合、大きく2通りあります。
いずれにせよ、プリンターが必要です。ない場合は、2)とコンビニ印刷で何とかできなくはないです。

1)ミシン目で切られた名刺カード印刷用シートを買ってくる
ミシン目があらかじめ入っている紙が売られています。A-ONE製のが多いですが、ほかにもいろいろありますし、サイズもあります。
場合によっては、はがせる糊付けみたいなのもあって、印刷後ぺりぺりはがせます。
値段もピンキリです。
流通在庫のみっぽいですが、ダイソーにもあったらしいです。なんか製造中止になってなくなっているそうですが。(伝聞

2)TCGなどのカードにスリーブをかぶせ、印刷した紙を入れる。
過去にこれで販売されていた同人カードゲームもありました(今も持ってます)。
割と高コストなので、テストプレイ以外には向きませんが、分厚い紙を印刷できる環境が無ければ、こちらしかないかもしれません。
自宅用プリンターには印刷できる紙の厚さに限界があって、メーカーによってサポートされていないことがあります。
自宅のプリンターで、はがきが印刷できれば、その設定を使って、1)で印刷できるんじゃないかなぁ。厚紙印刷用の設定が各プリンターであるので、設定を忘れずに。忘れるとうまくいかないことがあります。

スリーブに入れず、トランプを買ってきて、印刷した紙を貼る(もしくはシール紙で貼る)という技もあります。百均トランプ+一部特殊カードだったりする場合は、これでもいいかもしれません。背面揃えられるし。



2-2.ボード

もう、一番簡単なのが、A4などの紙に印刷してそれでおしまいです。
厚みを持たせるなら、厚めの紙、例えばキャンパスボードを買ってきて、それに張り付けて、カットしてやれば、割と見栄えが良くなります。

他に、百均にある薄型の紙のケースを使ってもいいし、ラミネートしてもいいし。

ちょっと専門用語が増えそうなので、羅列しておきます。

・ラミネート
専用の機械が必要。メンバーズカードがプラスチックの板っぽかったらこの処理がされているかも。

・ハードケース
百均に売られている紙をそのまま入れられるケース。曲がらないのがハードケース。曲がるのがソフトケース。

・保護剤
インクジェット印刷だと、手が触れるとにじんだりしますが、それらを保護するスプレーが売ってます。使ったことがありますが、手で触る程度なら、割と保護されます。

・77
スプレー糊、というのが世の中にはあって、それで大きめの紙を貼ることがあります。ただし、室内で使うと部屋中がべっとりするので、やるなら外で。普通の人は使わないと思います。99や55がありますが、77にしてください。絶対に。

・折り畳み構造
その辺にあるボドゲを開けて、折り畳み構造を見るのは非常に勉強になります。かっこよくもなるので、トライしてもいいかもしれません。


実際、テーブル上に置いて、会話しながらボードゲームを遊ぶことが多いので、つばが飛んで、印刷がにじむことが多いです。
ので、これだけは、コンビニ印刷すればいいと思います。コンビニ印刷だとレーザープリンターで、にじむこともないし。


2-3.コマ

さすがに自作するには骨が折れます。
私の周りには、家にレーザーカッターがある人や、電ノコを持ってる人、果ては旋盤まで持ってる人がいるので超特殊なんですが、普通はありませんよね。
この辺は、百均やホームセンターのいろいろなパーツを見て、選ぶといいと思います。意外なパーツが使えたりしますよ。
※友人のデザイナーの中には、このためにホームセンターを歩き回るのが楽しい、って言ってる人もいるぐらいです。

必要な場合は色を塗ってもいいかもしれませんが、簡易的なら色付きのシール(円形とか)を貼ってしまえばいいです。


2-4.チップやお札

ゲームで使うお金なんかがこれにあたるんですが、1つ1つ手で切るのは割と大変です。
家に裁断機があればまだ楽なんですが、なかなか難しいかもしれません。
ちょっとお金をかけられるなら、ミシン目が入った小さめのカードを作れる紙がこれがまたA-ONEから出ているので、それらを使ってもいいと思います。
別の方法では、プリンターに通る紙で、色違いの紙を買って、それらを同じサイズで切ることができれば、たとえ印刷しなくてもある程度は何とかなることもあります。


2-5.タイル

自宅で作るには一番手のかかるのがタイルかもしれません。
印刷はすごく簡単です。問題はどうやって切り離していくか、です。
1つは、さっきからよく出てくるA-ONEのミシン目のものを使うことです。
それができない場合は、印刷した後、厚紙に貼ってカットするしかありません。
私はここがどうしてもめんどくさくて、ローラーカッターを昔々買ったんですが、何かいい方法あるんかな。
そういえば、ダイソーでもローラーカッター、売ってましたね。割とハードな使い方をするので、耐久性が心配になるやつですけど。


2-6.箱

悪いことは言わないので、ジップ袋にするか、既成の箱にシール紙を貼るぐらいにしておいた方がいいやつです。
既成の箱は、見たことない人向けに言うと、シモジマとか小売店用の小物を扱っているお店があると思うので、そこを利用するのが早いです。
ホームセンターとかでもたまに扱ってたりします。

ちなみに、友人が「貼り箱」を77を使って手作り量産していたことがあるんですが、コンポーネントを作る中で一番しんどい、って話でした。
私も手で「貼り箱」を作ったことがあるんですが、これは……ってなりますね。うん。

貼り箱
蓋と身で分かれるタイプの箱です。ボードゲームのほとんどがこの箱を採用しています。構造を見ようとすると箱を破壊することになるので、ちょっといいお菓子の箱とかを解体して中身を確認すると楽しいと思います。


3.まとめ

そんな感じで、家で作るボードゲームという感じで書いてきました。
上記に書いているのは、実際「スタートライン」に非常に近くて、ここからいろいろな工夫ができます。
少しだけ、昔話好きの迷惑じじいになるんですがw、私が最初の方に作ってた同人ボドゲは、これらに少し毛をはやした程度のクオリティで作っていました。
その時から活躍している道具が、スプレー糊77であり、ローラーカッターであり、切り離し型の印刷用カードでした。A-ONEにはめちゃめちゃお世話になってましたね。

今は同人ボドゲでも様々な工夫がみられ、より良い方法を知っている方もたくさんいるでしょう。
それらをまねて、上手く面白いものを作ってみましょう。
印刷所をちょっとだけ使う、なんてこともできるかもしれません。生産数はぐっと増えますけどね。

でもちょっと待ってください。もし作ったものを売ろう、と考えている場合は、上記の作り方をちょっと考え直しましょう。

理由は簡単。チープすぎて、誰も手に取ってくれないのです。たとえ、どれくらい面白かったとしても、です。
今は、そういったものをしっかり拾ってくれるゲーマーは減りました。ほぼいない、というのが正しい表現かもしれません。数が多すぎて追いきれない人がほとんどだからです。

では、どう判断すればいいのでしょうか。
まず、ものすごく簡単なのは、「自分の家にあるボードゲームで同じクオリティがないなら、売れない可能性が高い」という意識を持つことです。
だって、自分で買わないようなもの、誰が買うんでしょうか。
もちろんいるかもしれませんが、それは少ないでしょう。

そんな訳で、この辺で作って売るのをやめる人が多いラインの1つかなと思います。

最後がちょっとくらい話になっちゃってますが、自分で1つ1つ作ること自体は楽しいです。

ちなみに、データを作るPCの方に付いては触れていませんが、ちょっと調べると色々出てきますので、探してみてください。
エクセルだけで作る人もいるし、ワードもいました。
いきなりフォトショップ、イラストレーターに行く人も見ました。
でも、これくらいのクオリティなら、「これが無いと作れない」ということはありません。代用品ならそこら中にあります。それらをうまく使って工夫しましょう。


比較的専門的な方への補足
この記事はあまり知らない人向けに書いているため、表現の仕方が実際とは若干異なったり、気になる部分が多少に含まれています。
ので、その辺は多めに見てください。いい表現方法が見つからんかったんです。(そのまま専門的に書いても理解しにくいだけだし。)

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