『炭都と野球の物語』〜法政大学院 増淵敏之教授の連載

氷室冴子青春文学賞の事務局長栗林千奈美です。氷室文学賞は、法政大学大学院政策創造研究科教授の増淵敏之さんによって提唱され創設しました。増淵教授、ご専門が文化地理学や経済地理学、なのですが、ちょっと一言で簡単にご紹介することはできない方です。wikiでもまだ足りないと思ってますがご参考までに。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A2%97%E6%B7%B5%E6%95%8F%E4%B9%8B

そもそも出会いは、20数年前、岩見沢市がコミュニティエフエムを立ち上げる時。当時エフエム北海道で数々の人気番組を輩出しその後日本をしょってたつアーティストを発掘されていたプロデューサーだった増淵教授がアドバイザーとしてきてくださったのが最初。その後、増淵教授は音楽業界へヘッドハンティングされ、東京を活動の中心とされるのですが、たまたま東京で暮らし始めた私もありがたことにいろんなご指導を受けておりました。今思えばなんと贅沢な。増淵教授は、日本だけではなく世界のいろんな地域へのご指導をされていく中に、わが岩見沢市もお忘れなくいてくださったところ、「氷室冴子大事にしたら?」が文学賞の始まりだったというわけです。この件についてはめっちゃはしょってるので、またそのうちに。

今日ご紹介したいのは、増淵教授がプレス空知に連載してくださっている「炭都と野球の物語」(プレス空知水土発行のうち、毎月月末発行日掲載)。甲子園、やってもよかったんでは?と思ってる方も多数いらっしゃるかもしれませんが、日本中が炎上するくらいみんな大好きな野球。日本においては他のスポーツとは同じに語れないような気がします。スポーツというより文化、精神に近い。わが空知地域は、かつて炭鉱で栄え、そして衰退していくわけなんですが、その文脈の一つとしての野球をとらえることができるのが、増淵教授の連載。この地域に生き暮らす私たちが、思いもよらない方向と深さで、地域と野球について語ってくださっています。平坦にみえるこの地域に隠れた物語。今年は北海道で独立リーグも設立されました。増淵教授の連載は、空知、北海道、それぞれの地域と野球のストーリー、そして歴史と人、スポーツ文化の物語を考えるきっかけとなるかと思います。や、何よりほんと単純に勉強になります。例えば、岩見沢東高校(旧岩見沢中学)出身の柳俊之さんって、知ってますか?一時期あの若松選手とプレーしていたこともあるアマチュア野球界きってのエースだったんだそうで、現在も日本の野球界に貢献されています。これも増淵教授に教えてもらったこと。ほえ〜〜、知らんでした。で済まされないような・・・。連載をテキストにして、できれば増淵教授の講義などをオンラインで全国のみなさんにも届けられるといいなと考えています。なんたってスマート文学賞。企画をつめましたらお知らせします。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?