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第5回氷室冴子青春文学賞 御礼

昨年中は皆様からのご支援、ご協力を賜り誠にありがとうございました。さる11月26日、第5回氷室冴子青春文学賞の授賞式が無事に執り行われ、大賞の宇井彩野さん、準大賞の桃実さん(授賞式は体調不良にてご欠席されましたが素敵なメッセージをいただきました)のお祝いをすることができました。ご観覧いただきました皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。


大賞受賞者への今年のピカピカな盾。岩見沢市のガラス工芸作家 天野澄子さんの作品です。


当日の次第です


授賞式の後は、豪華なトークライブと朗読のイベントを行いました

作家の氷室冴子さんがのこした功績を顕彰し、その才能を次代へ受け継ぐべく創設した文学賞。まずは氷室さん出身の北海道岩見沢市の有志を中心に実行委員会を立ち上げました。はじめた当初は、「本が売れなくなってきているこの時代に書籍の刊行をして意味はあるのか?」「いろんな文学賞が幕を閉じているのに文学賞を地方で始めて続けられるのか?」「氷室冴子は文学か?」等々、ともすれば、あ、そうかな?と納得してしまうような批判や疑問視の意見が多かったものです。不安になりながらも、こうした核心をつくような意見は大事だと思っているので、できるだけ耳を傾け、その都度真剣に慎重に考えてきました。

しかし、地元の実行委員会は全て本業が多忙な方ばかりのボランティア、運営資金はほぼなしの状態。打ち合わせに全員が揃うことはまずまずありません。コロナで頓挫した期間もありました。それでも、なんとか続けていられるのは、支えてくださっている皆様のおかげです。氷室ファンの皆さん、ご応募くださっている皆さん、審査員の諸先生、文学賞を運営してくださっているエブリスタの皆さん、ご協賛くださっている企業や個人の皆さん、ボランティアで運営をサポートしてくださっている皆さん、北海道岩見沢市という自治体のバックアップ、文学賞にさまざまな新しい視点を与えてくださる法政大学院の増淵教授などなど、いくら感謝しても足りないと感じています。新年を機に、改めて感謝申し上げます。

2024年は、この文学賞が今後何をのこしていけるのか。これまでを検証しながら次への一歩に進んでいきたいと思っております。今年も一年、応援のほどを何卒宜しくお願いいたします。


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