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わたしを生かす日曜日

週末は、妹と二人きりで会い、おしゃべりをしてきた。ふだんは甥っ子とうちの双子を交えて会うことが多く、なんだかんだでゆっくり話せない(小学一年生が三人集まれば、まあ騒がしい!)。

今回は久しぶりの姉妹水入らず、である。

ほんのりあたたかなスコーンもかわいいスイーツたちも、おいしかったなあ。

高島屋で買い物をしてから、スイスホテルのロビーラウンジ「ザ・ラウンジ」でアフタヌーンティーを楽しんだ。

今の時期は「サマー with ネスプレッソ ~コーヒー&アフタヌーンティー~」メニューが用意されている。二人ともコーヒー好きなので、迷わずチョイス。

さっきロエベで見かけたあれが素敵だったとか、やっぱりジョー・マローンのあの香りがいちばん好きだといった買い物トークに始まり、育児の話や仕事の話まで、話題は尽きない。

毎日LINEや電話でやりとりしているのに、まだ話すことがあるのかと周囲に驚かれる、一歳違いのわたしたち。40代を迎えても変わっていない。

子ども同士が同い年だから、抱える悩みや面倒ごとも似ていて、ママ友としての関係さえ築けていることを嬉しく思った。

幼い頃から頼りない姉をリードしてくれた妹が、今ではわたしに相談ごとを持ちかけてくれる。逆に、わたしも妹に相談する。お互いに大人としてまた結びつきを強められているなんて、幸せだ。

「あなたたちは二人きりの姉妹なんやからね」と母に言われて育ったけれど、そんなこと言われなくたってわたしは妹のことがずっと大好きだった。誠実でがんばり屋で、優しい彼女はわたしの自慢だ。

アフタヌーンティーの2時間は、あっという間に過ぎていった。「しゃべり足りないんやけど!」と言いながら高島屋に戻り、もう一度二人でぶらぶら買い物した。

わたしは義弟にお礼とお祝いの意味をこめてクッキー缶セットと革のキーチャームを購入し、妹に渡した。彼は父の日に留守番を買って出てくれたわけだし、博士号を取得したばかりでもあった。

妹は「このバッグのストラップを新しくしたいのよね」とロエベに戻り、10万円近いバッグストラップ購入を即決していた。おおお、と見守るわたし。やっぱり姉妹での買い物は楽しい。どのカラーにするかいっしょ悩むあいだ、自分のことのようにわくわくした。

こうして、週末はエネルギーチャージに勤しんできた。さえないわたしのそばに長年いてくれる大切な人(たち)と過ごすとき、「あー、ありがたいなあ」と心底思う。誰かが人生に寄り添ってくれることは、当たり前ではない。

こんな日曜日が、わたしを生かしている。さあ今週もがんばりますよ。

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