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本屋の屋外イベント出店の敵は天候

夏が終わりに近づくと古本市や本のイベント開催情報が少しずつ目にとまるようになる。もちろん、本にまつわるイベント以外のイベントも流れてきて、中には声をかけていただけることもあり、嬉しい限りでもある。

屋外イベントに出店する時に一番気になるのはやっぱり「天候」

雨は大敵。募集要項に「小雨決行」と明記があると出店したいイベントであっても躊躇する。テントがあっても雨が入ってきてしまい、本が濡れてしまったら、その本は販売できなくなってしまう。新刊書籍に当たってしまったら...

湿気もなかなか厄介者。出店場所が芝生広場などの場合は、前日に雨が降っていたら、湿気が上昇して本が湿気を吸ってしまう。結果、本がクネクネになるという訳だ。

雨が降らず、雲ひとつない晴れも微妙。直射日光が本に当たると、本が焼けてしまうし、熱で反ってしまう。反ってしまった本でも、日の当たらないところに置いておくと本には戻るけれど、せっかくのハードカバー本が反っている姿を見ると、本に申し訳なく思う。

結果的には、曇が一番いい。

出店する屋外イベントは、雨が振りそうな雲の動きや雨雲レーダーなどがあれば、先手を打つように対策できて、降り始めたらすぐに撤収できるとありがたい。これに尽きる。


イベントによって持っていく本は異なる。家族やお子さんが多そうなイベントであれば絵本多め、日常的に本に触れる機会が少なそうな方が多そうなイベントであれば、名の知れた方の本を中心に。本が好きな方が多そうなイベントであれば、悩みに悩んでジャンルを問わず持っていく本を選ぶ。

ただ天候により、本が傷んでしまう可能性は否定できないので、万が一傷んでしまっても諦めがつく本を中心に持っていく。新刊書籍はできるだけ厳選をして、ピンポイントで手にとってもらえそう(もらいたい)本だけを持参する。

もちろん、毎回この通りではないけれど。

イベントに持っていく本の選書は、みんなどうしてるんだろう。店主さんによって全然異なるような気もしている。本屋さんによっては「このイベントは当店と相性がいい」などもあると思いつつ、選書に力を入れているイベントは異なるとも思う。

さて。今年はどんな秋になるのだろうか。


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