2023年の振り返りと2024年の抱負

2023年が終わり2024年が始まったものの、年を重ねるごとに新年を感じる心がすり減り、虚無の心で新年を迎えている感じがしないでもない。2023年がどんな年であったか思い出すためにもスケジュール帳を見ながら1年を整理しておきたい。

1月-2月　平常運転

HUT BOOKSTOREの始まりは1月13日と遅めのスタートでしたが、実は新年早々から建築の仕事はしていた2023年。本屋は1月と2月は平常運転。
3月の写真展「台灣書店の記憶」、4月の「MARGINALIA2023」の開催に向けて、打ち合わせ多めではあった記憶。

3月　写真展「台灣書店の記憶」の開催

『台灣書店百年の物語　書店から見える台灣』刊行記念として、写真パネルの展示を3月から4月にかけての1ヶ月間行いました。展示を見ていただく難しさ、本を手にとっていただく難しさを実感した展示でした。この後、少し展示・企画恐怖症になります。笑汗。

4月　MARGINALIA2023の開催

美濃加茂市・中山道エリアで行われるジャンルレスな表現を楽しむイベントMARGINALIA。HUT BOOKSTOREでは「MARGINALIA2023 本を読む時間の余白 : お菓子」と題して、gâteauglacéさん、茶菓小さんにお越しいただいて、お菓子の販売を行いました。（岐阜市のツキノワ喫茶さんのお菓子は販売のみ）
HUT BOOKSTOREもお菓子に合わせる形で、お菓子に合う絵本などを選書しました。
美味しいお菓子をつくられるお店に来ていただいたので、オープン前から行列ができて焦りましたね。

5月　準備の月

取材を受けたり、6月の展示企画の選書をしたり。

6月　せとまちブックマルシェ vol.0ほか

一宮市で行われた「LUFT×COFFEE インテリアから見えるコーヒーのある風景」に本の選書で参加。本も販売されているという扱いの選書と搬入冊数の難しさを実感。
瀬戸市で行われた「せとまちブックマルシェ Vol.0」。主催者さんの心を折るような初イベントでの雨。それでもお客さんは来てくださって、これから少しずつ育っていく苗のようなものを感じたブックイベントでした。

三重県まちの古本屋さん協会が行う「ホンツヅキ2023」に足を運んだら、ブックイベントが本当に良くて、ブックイベントしたい欲が高まった6月でした。また三重の古本屋さん同士の仲がいいのも最高。

7月-9月　暑い日々が続いたので…外に出ることなく粛々と…

パソコンが突然壊れてアタフタした7月、粛々と本屋をした8月、原稿を書いたりした9月。本屋の個室を展示スペースとして貸し出そうと考え始めたのはこの頃のはず。

10月　暮らしの一箱古本市に出店

各務原市で行われた「暮らしの一箱古本市」に出店。普段はプレイパークとなっているKAKAMIGAHARA PARK BRIDGEで、子どもは遊び、大人は本を探すという光景がとてもよく。家族みんなハッピーなブックイベント最高！

展示空間を通常のペンダントライトからダクトレール式のスポットライトへ取り替えを行った。壁掛け展示に困らない形に。

11月　2週連続ブックイベントはやっぱりキツイ

豊田市で行われた「とよたブックマーケット」と名古屋市で行われた「円頓寺 本のさんぽみち」。2週続けての出店は問題をはらむ。値付けが終わらないことと40歳も超えると体力的に結構キツイ。車への積み込み、運搬、出店準備、片付け、運搬、荷下ろし…1人でできる量は限られる。途中で…腰が…と。
出たいブックイベントに次々と出るのはダメだと感じた瞬間がありました。それと…11月は天候が不安定で風が強かったり、突然雨が降ってきたり、寒かったりと、イベントは10月が一番いいことを学びました。（いや〜〜寒かった。）

12月　思ったより寒い日は少なかったけれど、粛々と…

体調が安定しない日々だった12月。自分でも何となくしか原因が分からない体調不良はあるよね？
12月30日の年末ギリギリまで本屋を開いてみて「よいお年を〜」と言えるのが嬉しく、来年も30日まで開けてみようかなと思っております。

---

2024年の抱負

HUT BOOKSTOREという場の充実に時間をかけたい。具体的には、展示空間の活用、昨年末に行う予定であったオンラインの書籍買い取り。

そして、金、土、日、月の週4日間の午後。という短い時間だけれど、この曜日のこの時間はできる限り開ける。お客さんが「今日開いてるかな？」と調べなくてもいいくらいに。

1人でやっている本屋の問題点として、ブックイベントに出店してしまうと店を閉めなければならない。できるだけ、それも減らしていきたい。
ブックイベントはHUT BOOKSTOREを知っていただく大切な機会だけれど、2024年4月を向かえると本屋を始めて3年が経つ。そろそろ次のフェーズに行かなくてはという思いもある。

と…書きつつも、新年早々に体調を崩して2日間休みましたが…

気負わず、そんな気持ちで本屋をやっていけたらと思っております。