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本と本のまわりにあるものフェスティバル

本や本のまわりにあるものが集まっているフェスティバル。本の祭り。そんなイベントがあったらいいなと思うようなことがあった。

キーワードはもちろん”本”

どんなことが考えられるだろう…ざっと書き出してみると…

  • 本の販売

    • 本屋さんや集まる新刊&古本市

    • 素人さんが集まる一箱古本市

    • 出版社による本の販売

  • 展示

    • 学生マンガ部による漫画発表

    • 絵本の原画展

  • 場のイベント

    • 本を読みながら聞きたくなる音楽会

    • 詩の朗読会

    • 書店員トークイベント

    • 取次ってこういう仕事

    • 服もメイクも宮沢賢治なりきり選手権

    • あなたは見破れるか!?紙の違いがわかる大人選手権

    • 小・中・高校生図書委員による本のおすすめバトル

  • 設置

    • 本の主人公になれる顔抜きパネル

    • 自由にお絵かきイラストボード

    • 本のスタンプラリー

    • ハンモックで本を読もう

  • ワークショップ(テーブル)

    • 絵本づくり

    • あなただけのZINEを作ろう

    • ハードカバーの本を作ってみよう!本づくり体験

    • 公園で、街中で、集団で本を読んでみる会(街中に勝手に移動式ベンチ、公園に勝手にピクニックシート)

    • 絵画アーティストに習って本の挿絵を勝手に描いてみよう

    • リソグラフを体験

    • シルクスクリーンを体験

    • あなたを主人公に4コマ漫画を描くよby漫画家

    • 破れた絵本や裂けた本の補修教室

  • ワークショップ(歩き)

    • 自然博士(著者)による雑草&虫探し

    • 古地図を見ながらまちを紐解く?歴史探検

  • 見学(別会場)

    • 印刷所を見学しよう

    • 製紙工場を見学しよう

  • マーケット

    • 本からインスピレーションを受けたお菓子を販売するお菓子屋さん&飲食店

    • 本を読みながらお菓子を食べてしまいがちな人でも食べて良い低糖質の美味しいお菓子

    • 本の形のような角煮まん

    • 本の中に出てくるお弁当販売

    • 絵本キャラ弁

    • 美味しんぼに出てくる〇〇〇の入った弁当

    • 木工作家さんによる本のスタンド

    • 和紙作家さんによる栞

    • ガラス作家さんによるブックストッパー(本の文鎮)

    • アクセサリー作家さんによる本の形をしたピアス

    • 本がぴったり入る&重さに耐えるカバンを作るカバン屋さん

    • 素敵な紙で花を包んでくれる花屋さん

    • ぬいぐるみ作家さんによる絵本と友だちになれそうなぬいぐるみ

    • フォトグラファーに好きな本と一緒に写真撮ってもらう

    • 美容師に憧れの作家さんの髪型に切ってもらう(普段はなかなか恥ずかしくて美容師さんに言えない気がしたので…)

    • 似顔絵を描いてもらおう

    • 古物売り

    • 憧れのヒーローになれる服を作るファッションデザイナーさん

    • 本を読んで運動不足な人も歩きたくなるような靴

ブースのテントも本の形をモチーフにしたり、サイン計画も本がイメージできたら。

面白おかしく、喋りながら、笑いながら、時に走り回りながら、本との時間をつくる。でも、別の場所では、家に帰ってから読みたい本を真剣に選び、本ができるまでの流れを真剣に学ぶ。
本と触れ合う時間をつくり、真面目に本が重ねてきた時間を丁寧に見つめ、次の読者へと手渡していく。

本にふれる時間を。みんなで、ひとりで。

本が大好きな人も、本が結構好きな人も、本がちょっと好きな人も、好きな本に出会ってない人も、イベントやってるから行ってみようかという人も、犬の散歩ルートで通りがかった人も、孫の面倒を任されたおじいちゃんおばあちゃんも、デートで近づき会おうとする2人も。

いろいろな人が交わり、すれ違いながら本を楽しむ。

こんな大きなイベントをやろうとすれば、想像がつかないほどのエネルギーが必要になるだろう。その地域に根付くまでに5年、いや10年。地元のお店とも、遠くのお店とも一緒になって、町も巻き込んでやっていく必要もありそうだ。


古本市や本のマーケットは楽しい。本好きな人がたくさん集まる。ただ…広がる可能性をなんとなく見通せない。微増、微減のまま、世界が閉じて行ってしまいそうな感覚を感じている…本を販売するだけでは。

一箱古本市はよりカジュアルなマーケットに近づいているというのが出店をする中での肌感覚。本を楽しむ人以外にも、イベントやってるから行こうと、気軽な人が増えた印象を受けている。
本の場を楽しむ人が増えているのは嬉しいことなのだけれど、せっかく足を運んで本の場を楽しんでもらえるなら、もう一歩だけ本に近づく仕掛けがあってもいいなと思っている。

一方で、一箱古本市がカジュアルな本のイベントに近づくほど、古書好きな方や静かに的確な手付きで本を探される方の姿は確実に減った。求めているものがないイベントから足が遠のいたのだろうと感じている。

プロの古本屋が集まる古書市の今はどうなっているのだろう。目利きのお客さんがたくさん集まる場となっているのだろうか。そうなっているといいな。その部分については全くわからないのだけれど…

少なくとも2極化していくのは望ましくない気がしている。今後、人口が減っていく中で共に縮小し、泡が弾けるようになくなってしまいかねない。より誰にでも開くイベントと好奇心をくすぐるような専門的な古書の世界。二つの顔を合わせ持つイベントがあるといいかもしれないと。

強引にくっつけるのではなく、程よく風通しがある感じで何となく。隣接しているよりも少しだけ手繰り寄せるぐらいの距離で。

本に関わる仕事をしている人も、本が好きな飲食店の人も、ものをつくる人も、アートな人も、音楽を奏でる人も、技を持つ人も…もっともっと巻き込んで。緩やかな本の渦ができたらいいな。


ふわっと頭の中に思いついたことを、ここに文字として書き残しておこう。

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