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『気分の波』に左右されない。今の状態を客観視する方法

こんにちは。コハルです。
本日のテーマは『気分の波』。
私自身も気分の上がり下がりに翻弄され、そんな自分に落ち込むことがあります。
しかし、ある知識を得てからは、少しずつコントロールが上手くなりました。
コントロールに役立つ豆知識を紹介できればと思います。

以前の私のパターン

・急に落ち込みの波が押し寄せて、ベッドから動けなくなってしまう
・何かやっていないと不安になって、落ち着かない

どれも以前の私が陥っていたパターンです。
そして、そんな自分の上がり下がりに疲れてしまう。
「何でこうなんだろう?」
「自分だけ上手くコントロール出来ていない気がする…」
と落ち込むこともありました。

カウンセリングで得た視点

カウンセリングで気分の波について相談すると、『今の状態を数値化する』という視点を教えて頂きました。

コハルの3つの状態

図で示す通り、3種類あります。
過覚醒
→気分が高ぶっている状態。考えが次から次に浮かんでくる。
程よいモード
→ちょうどいい感じ。適度な緊張感で仕事をこなせる。疲労を感じれば休息をとって回復できる。リラックスも出来ている。
低覚醒
→エネルギー切れ。動けない、無気力。

まずは、この3つの状態があることを知り、その上で「今、自分はどこにいるのか?」を考える方法です。
最も低覚醒の地点を0とし、最も過覚醒の状態を100とする。
その間には45〜65の程よいモードのゾーンがあります。

※ここで注意したいのは、程よいモードの数値は私の感覚であり、人によって様々です。幅が狭い人もいれば、広い人もいる。つまりはストレス耐性の幅ともいえます。

「今日はなんだか落ち着かないな、もしかして過覚醒ぎみ??」
「だとしたら、70ぐらい?」
こんな感じで、まずは今の自分の状態を数値化することから始める。
これがカウンセリングで得た視点でした。

トラウマ後に起こる反応・パターン

危険が去ったとしても、私たちの体は、その時に使用した“命を守るためのパターン“を持ったまま生活しています。たとえそれが今必要なくてもです。
そして、そのパターンは無意識で発動することがあります。

自分の脳や身体がある種の感情や反応を引き起こしていることを知らずに、また、トラウマがこうした反応をするように神経系を条件づけていることを知らずに、トラウマサバイバーは自分を責めます。そして考えます。「なぜか気分が落ち込むのだろうーなにも落ち込むようなことはないのに」、「私はただの怒りっぽい人間だ」と。

サバイバーとセラピストのための
トラウマ変容ワークブック p39
/ジェニーナ・フィッシャー著

同書では神経系の反応として、以下のように各兆候を説明していました。
※著書を参考にしてコハルが作成

神経系の働き
各兆候のサイン

どのパターンが自分にとって最も馴染み深いものであるかに気づいてみましょう。今日の生活の中での、環境や通常のストレスに対する神経系の反応は、あなたがかつて直面したトラウマ的な状況にどのように動員されたかを反映し、あなたの生存のストーリーを語っているのです。〈中略〉あなたの身体は、たとえ今はそれが役に立たなくても、当時何が一番安全だったかを教えてくれているのです。

サバイバーとセラピストのための
トラウマ変容ワークブック p39
/ジェニーナ・フィッシャー著

この兆候を知ったときには、
「あっ!このパターンあるある!」
と思わず頷いてしまいました(笑)

まとめ。気づけることの強み

すぐにコントロールすることは難しい。
でも、知識があれば気づくことができる。

何も知らずに、ただ自分自身のパターンに翻弄されるのと、知識を持った上で俯瞰できるのでは体験の仕方が変わってきます。

「なんかイライラする。頭の中も忙しい」
→「ん?これは、過覚醒モード?」
(気づき)
→「どうしよう…ちょっと休む?」
(対策の検討)

間に気づきが生まれることで、自分の中でおきている感情や衝動と一度距離をおくことができ、対策を検討することが可能となります。もちろん、あえて諦めて身を任せてみることも。

辛い時に自分自身が編み出してくれた“命を守るためのパターン“があるから、これまで生き抜くことができました。
何でこうなんだろう?と自分自身を責めたこともありますが、知識を得て、まずは翻弄されずに付き合っていこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

ちなみに、第二弾はこちらから↓↓

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