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【日本シリーズ第2戦】高橋奎二がセ・リーグの救世主になった日

こんばんは、たねです🤗

天国から地獄への急転直下⏬
勝利の方程式が崩れ、悪夢のサヨナラ負けから一夜…🐧

第2戦は、今や燕のサウスポーエースとしての才能開花させた高橋奎二が、9回133球の大熱投🔥
まさに"全力投球"という言葉が相応しい!
プロ初完投、初完封で見事な勝利を上げた‼️

すわほーーー!!!!☝️☝️

CSファイナル初戦の奥川に続き、さらなる高みへと上り詰めた高橋奎二‼️スワローズの若きWエースは大舞台でひときわ輝く✨

早速試合の概要から振り返っていこう⬇️

⚾︎⚾︎⚾︎  試 合 概 要  ⚾︎⚾︎⚾︎

日時: 2021年11月21日(日)
球場: 京セラドーム大阪
スコア: ●オリックス 0-2 ヤクルト○
先発: 【オ】宮城大弥 【ヤ】高橋奎二
勝利: 高橋奎二(1勝0敗)
敗戦: 宮城大弥(0勝1敗)
セーブ: 該当なし
本塁打:なし

予想に反して、オリックスはスタメンを動かしてきた。T-岡田を外しラベロを5番へ。初戦同点本塁打のモヤを6番でスタメンに。状態の良い上位打線への繋がりを意識してか、安達を9番に入れるオーダー。

ヤクルトは左の宮城ということで、吉田大成に代わり内川がベンチ待機。負傷交代の宮本丈はベンチから外れる。状態が心配😢スタメンには近鉄猛牛戦士最後の生き残り・坂口が9番ライトで入った。

試合は第1戦に続き、緊迫した投手戦となった。序盤全く付け入る隙の無かったオリックス先発・宮城から、8回初めての四球を奪い、ワンチャンスをものにしたヤクルトが先制。
一方中盤まで苦しんだヤクルト・高橋は、6回以降ギアを上げてオリックス打線を封じ込める。9回さらに援護をもらった高橋が9回も0点に抑え、日本シリーズという大舞台でプロ初完封勝利を上げた。

ここからは私が気になったポイントなどをまとめていくよ♪

◆5回までパーフェクト‼️高卒2年目宮城の圧巻ピッチング

直球の走りも良く、多彩な変化球でヤクルト打線を翻弄した宮城。プレートの位置を細かく変えながら、セットからテンポ良く投げ込み、ストライク先行で一方的に追い込んでいく。山本相手にあれだけ粘れたヤクルト打者陣が、ファールすら満足に打たせてもらえず内野ゴロの山。まさに試合を完全に支配していた。今日は正直終わったと思ったよ😅

潮目が変わったのは6回。西浦が1アウトからチーム初ヒット。続く坂口にも連打を浴びる。後続が倒れこの回無得点に終わったが、気になったのは青木への配球。バッテリーがこの試合初めて、初球意図的にボール球を選択。ストライク先行で攻め続けて来た宮城の投球を、初めて曲げさせた。8回の青木のタイムリーに繋がる打席だったかもしれない。

しかし7回2/3、112球被安打5。7奪三振1四球1失点という見事な内容!これで負け投手とは…。結果的にたった1つの四球が命取りにはなったものの、今季13勝を上げた確かな実力、堂々としたマウンド捌きには感嘆の声を上げるしかない❗️出来ることならもう戦いたくないよ(笑)


◆攻守に活躍のキーマン・西浦直亨

5回までノーヒットに抑えられていた宮城から初ヒットを奪ったのも、8回青木の決勝タイムリーに繋がる四球を選んだのも西浦だった。2回にはラベロのヒット性の当たりを滑り込んでキャッチ、すぐさまバックトスで山田へ。一塁転送も間に合いダブルプレー完成!ピンチを救うビッグプレーがチームを盛り上げた。

ポストシーズンに入ってから、山田との鉄壁二遊間コンビが、何度もファインプレーでピンチを防いできた。CSファイナル初戦、奥川の不安定な立ち上がりを救ったのも、西浦の好捕だった。

ここぞの場面で犠牲フライやバントなど献身的なプレーで繋ぐ。まだ大きな当たりこそ出ていないが、本来パンチ力もあり、油断できないバッター。西浦が8番9番にいる打線の怖さは、オリックスもきっと感じているはず!東京ドームでは意外性の一発が飛び出すか?期待が高まるね👍

◆Wエースを好リード❗️頼れる扇の要・中村悠平

今季ヤクルト投手陣の防御率向上の大きな要因が、中村の"攻めのリード"にあることは、これまで何度もnoteで語って来た。この日本シリーズでも、タイプの違う2人の若い先発投手を上手くリードし、好投を引き出している。

特にこの第2戦、序盤の高橋は使える球が直球くらいしかなかった。カーブは大きく外れ、スライダーもストライクゾーンに決まらない。変化球を簡単に見送られ、カウントが取れない苦しい状況。しかし、前日の対戦で緩急、縦変化が有効と見て、配分は減らしながらもカーブを捨てず、根気強く投げさせた。

お陰で中盤からカーブでファールが取れるまでに整えることができた。この完封劇には、序盤を何とか使える球で凌ぎつつ、辛抱強く立ち直りを待ちながら、中盤以降投球の幅を広げるに至らせたムーチョのリードと、それに応えた高橋の粘りがあってこそ!

9回ダメ押し点をアシストしたバントも含め、やはり中村悠平の存在は大きいと改めて知らしめる試合になったと思う!

◆大いなる1勝‼️セ界のヒーロー高橋奎二

宮城とは対照的に中盤まで苦しい展開だった高橋。ストレートは低めに、コースにと制球出来ていたが、変化球が決まらない。味方の好守備にも助けられながら、ストレートを勝負球に何とか無失点で凌いでいた。

ランナーを出しても焦らず、変化球を少しずつ調整しながら粘り強く投げ、中村のリードを信じて腕を振り続けた。5回から直球・カーブの緩急を生かした、得意のコンビネーションが機能し始めると、6回以降はギアを入れ直しノーヒットで9回を投げ切った。対戦する宮城の好投、前日の奥川の素晴らしい投球も刺激になったはず!9回133球被安打5、三振は5といつもより少なめだったが、素晴らしいピッチングでヤクルトを勝利へと導いた。

この勝利が意味するものは余りにも大きい。
まず高橋奎二個人としては、プロ入り初完投、初完封。日本シリーズ初登板での完封は、2008年西武(当時)の岸孝之以来13人目とのことだが、初登板+プロ入り初完封となると史上初の快挙とのこと。

そして!
チームとしては、前日の嫌な流れを断ち切る1勝。不安の残る勝ちパターンの2人、そしてブルペンを完全休養させたことも大きい。何より勝ってホームに戻れるのデカイ!疲れも吹っ飛びますわ😆

さらにさらに!!
セ・リーグの連敗記録を13でストップ❗️8年間続いていたパ・リーグのホームでの連敗も止めた。セ・リーグファンのみんな!やっと呪いから解放されたぞ😭

うちの高橋、やればできる子なんです‼️
セ界を救う子に成長したんです😂
ヘイアンよ、本当におめでとう㊗️🎉

ほぼ完璧だった宮城と、苦しみながら粘った高橋。どちらも本当に素晴らしいピッチングだった!
しかし結局"勝負どころでの四球"が明暗を分けた気がする。高橋の方が四球は1つ多いが、ここぞの場面では絶対にコントロールを間違えなかった!そこに成長を感じた。

思えば昨季までの高橋は、本当の意味でバッターと勝負出来ていなかったのかもしれない。制球難による自滅、クイックが使えずランナーを出してからのドタバタ劇、腰痛や肩への不安など、結局いつも自分との戦いだった。

それがパ・リーグの強打者相手に真っ向勝負❗️ヒーローインタビューで「3人で抑えた記憶がない」と本人が言った通り、打者1人1人を抑えることだけを考え、立ち向かっていた。

これからまだまだ高橋は強くなる!
エースとしてのスタートラインに立ったばかりなのだから。

ここまでのお付き合いありがとうございました😊
明日からの試合の展望は、また試合前にでも…。

絶対大丈夫‼️

気づいたらすっかり夜更かし💦
おやすみなさい😴

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