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色・音・数字・味

子どもの頃から、私は音を色で認識していました。
全ての楽譜は白い紙に黒で印刷されていましたし、ピアノの鍵盤も白黒です。
でも、耳から入ってくる音には、色が着いている、と私は感じていました。
「この音は何色で⋯」と一生懸命母に伝えようとしていた場面を憶えています。

楽譜をすんなり読めるようになると、曲の構成が豊かな色使いの絵のように見えるようになりました。
だから、弾く時は、作曲家がどう描こうとしたのか、その繊細な色使いを辿って、自分の表現にしていました。
ちなみに、音は数字でも表わせます。


数字も色が着いています。
この感覚のひと、1000人にひとりくらい、いるらしいですね。


味も、なんて言ったらいいのかな、音符なんですよね。
この仕上がり(交響曲)に持っていくためには、どの素材(楽器)をどこに、どれだけ投入すれば良いか、分かります。
だから、料理で失敗したことないし、初めて作るものでも、まともな食(曲)として生み出せます。
何か見て作ったりとか、したことないですね。
全部感覚でやってる。できちゃう。


人もね、オーラの色とは別に、色があるんですよね。
うちの彼は、赤ですね。素晴らしく明るい赤。
ひとによって、違うんですけど、表面上どんなに綺麗なこと言ってても中がどんより濁ってるひともいるし、死ぬほど苦しんでても真っ白なひともいる。

子どもの頃から、そういうのが見えたんですよね。
だから、嘘とか分かっちゃう。
大人が子供につく嘘とかも分かるし、大人という生き物がどれだけ汚れているかも知ってました。
私はピンポイントで、見つけることができました。相手の弱点。ここを突けば相手を完全に再起不能にできるって、解るのです。総崩れにしてしまえる。
でも、実際のところは、やらなかったですね。
子ども心にも、これはやっちゃいけないって感じたし、ひとに向けちゃいけないものなんだ、って思いました。


芸術家さんの絵とか、そういうのを観てるときも、色の層から、音が聴こえてきます。
絵(色)は音に変換されるから、素晴らしい絵を見ていると、その曲調にも胸打たれて、人一倍感激します。
その画家さんがどんな人なのかも、よく伝わってくる。
送り手と受け手の良いエネルギー交換ができて、ほんとうに気持ちが洗われますね。


この世には、暗い作風のもの、悪魔的なものも存在します。
絵でも曲でも。味でもありますね。
だからといって、作家さん(提供者さん)がおかしなところと繋がっているとは言いきれない。
なぜなら宇宙には、善も悪も両方見せてくれる力があるからです。
望んだことを、望んだ通りに、望んだ分だけ見せてくれる。


最近、私には新たな感覚が宿りました。
嗅覚です。かなり鋭い。
匂いで感じ取るって、炭治郎みたいですね。
まだバランスが上手く取れなくて、人混みに行くと匂いに負ける。酔っちゃう。
でも、これも真実を見抜く力だから、磨いていきます。


感覚が澄んでくると、いろんな物事の本質が見えるようになります。
みなさんも、ご自身が持っている感覚を自由に開いて、宇宙と繋がっていってください。


読んでくださって、ありがとうございました。
また明日。
おやすみなさい。

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