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地図

私は昔から地図を眺めるのが好きで、何冊か地図帳を持っていました。日本地図も世界地図も大好きです。
車に乗っていた頃も、カーナビは付けずに、地図を見ていました。おおよその距離とルートを頭に入れて、車を走らせていました。

また、あるときは江戸の古地図にはまって、延々と古地図を見ていたこともありました。現在すごく栄えている場所が、大昔は田んぼだったりして、そういう新しい発見がとても楽しかったです。
好きなお侍さんの住んだ土地や、所縁のある場所を探し出して、故人に思いを馳せたりもしました。

奈良がとても好きで、毎年奈良に通っていました(だいたい正倉院展に合わせて行っていました)。多いときは年に3回訪れたこともありました。奈良の地図を購入して、貸し自転車や徒歩でいろいろなところを廻りました。
奈良は時間がゆっくりと流れているところで、自転車や徒歩でないと見つけられない宝物のような場所がたくさんあります。
奈良の地図は今でも保存しています。ここ数年はなかなか行けなくて、ちょっと残念です。

都内に越してからは、地図を片手にいろいろな土地を歩き廻りました。あの当時、グーグルマップとかあったのかなぁ、なかったような気もします。あっても、その頃は紙地図を利用していたのだと思います。

今は、そのグーグルマップが心強い味方です。

普段グーグルマップを使うのは、彼とのデートの日の乗り換えを調べるときです。役立つ機能ばかりで、ほんとうに助かっています。

先日は、夢で、通っていた高校に辿り着けないという事態に遭遇しました。
迷宮のような夢から覚めたとき、ぼんやりしながらも無意識にグーグルマップを開いて、高校への経路を確認して、「良かった、これで着ける」と心の底から安堵しました。

数日前、出雲大社にお参りしたいな、と思い立って、さっそくグーグルマップでルートを調べました。
まず、びっくりしました。
日本列島の地図が出てきて、出雲大社へのルートが、西へ向かってびよーんと長く表示されていました。国の半分近い距離があることがすぐに解り、「うそ、遠っ!」と笑ってしまいました。
いくつか経路があって、どれを見ても乗り換えや乗り継ぎが大変そうでした。
私、辿り着けるのかな、と思いました。頭に入ってこない乗り継ぎを思い浮かべて、なんとなく、今じゃないんだろうな、と感じて、マップを閉じました。いつかお参りしたいです。

グーグルマップという便利なアプリがあっても、それでもやっぱり紙の地図には愛着があります。
本屋さんに行くと、今でも地図が欲しくなったりします。
なんでこんなに地図が好きなのか、自分でもよくわかりません。
私にとっては、地図とは知らない世界が拓けていく魔法の巻き物のような存在なのかもしれません。

少し奈良に触れたので、明日奈良のこととか書いてみようと思います。

今日はこの辺で。
読んでくださってありがとうございました。
また明日。
おやすみなさい。

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