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ていねいなくらし の中で季節を感じること

いつの間にか冬が終わって春が来て、梅雨に入り、もうすぐ夏を迎える。

こんなにはっきりと四季を味わえる日本って、とても恵まれていて最高だな、思う。四季があるということは、その季節ごとに多くの食材が旬を迎え、楽しむことができるのだから。

自宅で過ごす時間が増えて、一日三食作って食べることが増えた。季節の移ろいを店頭に並ぶ野菜で感じることのできる1年はなんて豊かなんだろう、と思う。

そんな季節の感じ方を2冊の本から学んだ。

土井善晴さんの家庭料理に関する考え方にとても感銘を受けた。頑張らなくていいし、「ハレとケ」のメリハリが人生においてもとても重要。何気ない毎日を過ごすこともそれが「ハレの日」をより鮮やかに演出する。旬の味をなるべくそのまま楽しんでいただくこと、そしてお味噌汁は最強の1品。早速実践しています。

音や色、自然の植物から季節の変化を感じることは、自分が世界とつながっていること、そのままの自分でいいんだよ、って教えてくれる。お茶の作法はとても細かいということにも驚き、そのお茶会という時間の中にたくさんの気づきが潜んでいてその違いや変化に敏感であることこそ、人生をていねいに楽しむためのヒントなんだと気づいた。何度も読み返したい本になった。

日本の文化、特に食文化は本当に素晴らしいと思う。旬を迎えた食材は、そのものの味を楽しむ調理方法が一番おいしい。今の季節だと焼きナスなんて、最高だ。とろっとろで甘みが強く、しょうがとしょうゆを添えるだけでごちそうに。

季節の移り変わりを身をもって感じて、一日一日を大切に過ごす。そうすることで豊かでていねいな毎日を送ることができるんだね。


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