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なるべく自然な生活を

この世は陰と陽で成り立っている。

人もこの世の中で生き、この世をつくる存在の一つであるならば、
人は陰と陽を意識して生活した方がいい。

野生の動物や魚はきっと陰陽なんて考えていない。考えなくたって、陰陽から外れることはなく、陰陽に即して生きている。

魚は魚というだけで泳げるが、人間は練習しないと泳げない。人間は意識していないと陰陽から外れる、油断をすれば食べすぎる。

陰陽を意識した生活とは、つまりは昼間は働き、夜は寝るということ。適量を食べ、食べすぎないということ。

それですべてがうまくいくわけではないだろうけれど、少なくとも昼間に寝て、夜に活動するよりはずっといい。

この世は五行でできている。

だから、人も木火土金水の中で生きていることを自覚するといい。

春には春の、夏には夏の、長夏には長夏の、秋には秋の、冬には冬の食べ物を食べるのがいい。

一年中、いつでも、どこでも同じものが食べられるのは、それはそれで大変ありがたい。

でも旬のものをいただくのがいい。

新鮮な、加工食品ではない、旬のものを食べればすべてがうまくいくわけではないけれど、

旬のもの食べれば末期のガンが治り、うつ病が即座に解消され、50歳を過ぎても妊娠できる、なんてことはないけれど、新鮮な旬のものを食べるのは、コンビニの弁当や、ファーストフードばかりの食生活よりは、ずっと、ずっといい。

旬のものは生命力を与えてくれる。

生命力はすべての基本。

人間は、陰と陽の中で、五行の中で生きている。

読んでくれてありがとうございます。

すべての人がこんな生活をしたら、いずれ鍼灸師はこの世から消えてなくなるかもね。

夜勤の方は無理なさらずに。




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