うつっぽい、どうしよう
昨日の雷をきっかけにしてか、一段と春めいてきましたね。この時期、天候が乱れやすいのと同様に、人の体調も乱れます。
寒ければ体内の熱を逃がさないよう毛穴を閉め、暑ければ発汗や毛細血管を拡張させ、放熱によって体温を下げる。このようなメカニズムで、人間は体内の環境を保っています。
しかし、気温や湿度がめまぐるしく変わると、自律神経の働きが追いついていくことができません。
とくに春は肝の気が乱れ、体内の気の流れが滞りがちに。これを肝鬱気滞といって、心身不調の大きな要因となります。気滞とは、文字通り気の流れがとどこおってしまうこと。
気分がすぐれない、気力がわかない、眠れないもしくはとても眠い、外は温かくなっているのに自分の体は温まらない、だるい、といった症状があれば、肝の気が乱れています。
こんなときに必要なのは、肝気の流れをスムーズにするための「疏肝理気(そかんりき)」。
春の訪れと共に元気になる人がいる一方で、うつ状態がひどくなる人もいます。季節の変わり目を上手に乗り越えましょう。
読んでいただきありがとうございます。
合谷と太衝にお灸を。
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