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時間をかけたほうがいいもの

 マッサージ(あん摩や指圧も含む)は体に対してのみ働きかけるものではなく、その刺激は体を通して脳や心に届きます。マッサージが心の病にも効果があるのはそのためです。

※ここでは脳は器質的(脳梗塞など)、心は機能的(鬱病など)なものとします。

気持ちを落ち着け、心をリセットするためにマッサージを行うときの注意点は?

ある程度時間をかけること。

美味しい煮込みをつくるようなもの、あるいは坐禅の効果を得るために一定の時間を要するようなもの、といえるかもしれません。

目をつむって坐っただけですぐには脳波が変わらないように、手を触れただけで瞬間的に心がリセットされることはかなり難しいといえます(骨格矯正など肉体的なものだけならそのようなこともあります)。

10分、20分、30分とマッサージを受けている間に、徐々に気持ちが落ち着き、乱れた心がリセットされていきます。それによって内臓は調い、眠りは深くなり、深い眠りとの相乗効果によって自然治癒力が高まり、体調は良くなっていくのです。

外傷以外の現代人の体調不良は、多くの場合心が関わっています。

心と体の良好な状態のために、マッサージを受ける時間を少し作ってみませんか。

心の病に鍼灸マッサージ

読んでくれてありがとうございます。

体調が良くなっていくかどうかは、マッサージ師の知識や技量はもちろんですが、受ける側と行う側の相性が大きく関係します。受ける側(患者)の悩みや望みを、行う側がわかっていると治療の効果はより高いものとなります。

心の病に鍼灸マッサージ



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