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JOJO COFFEE つねぴさんインタビュー


今回はコーヒー共和国(以下、共和国)のメンバーであり、JOJO COFFEEというブランドを設立し、コーヒーバッグの販売をされているつねぴさんこと常川さんにお話を伺いたいと思います。


1日4本の缶コーヒー

まず、コーヒーとの出会いについて教えて頂けますか?
そうですね、このインタビューで思い出したんですけど、子供の頃からコーヒーを甘くして飲むのが好きでしたね。インスタントコーヒーにクリームと砂糖を入れて甘くしたコーヒーに、パンの耳を浸したものをおやつがわりに食べていました。子供ながらに、コーヒーは甘くて美味しくて、飲むと元気が出るもの、と思っていましたね。

それと、コーヒーを一番よく飲んでいたのはサラリーマン時代です。元々、商工会議所で働いていたんですが、毎朝職場に行って缶コーヒーを必ず1本飲み、午前中の休憩で1本、昼食後にも1本、夕方にも更に1本飲んで、1日合計4本は缶コーヒーを飲んでいました。今思うと結構多いですね。当時自由に使えるお金はランチ含めて月に2万円くらいだったので、小遣いの半分をコーヒーに使ってたことになります。

そこからコーヒーにハマっていったのはいつからですか?
きっかけは商工会議所で働いていた時に、カフェや焙煎所で働く人たちと関わりができたことですね。そういう人たちって魅力的な人が多いじゃないですか。それでプライベートでもカフェに行く機会が増えて、自分でも同じようにコーヒーを淹れてみようと思って豆や道具を買ってコーヒーを淹れるようになりましたね。
私は今43歳なんですが、カフェとの出会いは8年くらい前で、自分で豆を買うようになったのは5年前くらいですかね。

元々商工会議所ではどういうお仕事をされていたんでしょうか?
栃木県内の商工会議所で、企業の相談に乗る仕事をしていました。確定申告や融資書類作成の手伝いなどですね。食品関係はもちろん商店街などのお店から鉄工所まで、色々な業種の人たちと関わる機会がありました。まちづくりの仕事もあったので、お祭りの手伝いなどをやることもありましたね。

その中にコーヒー関係の人たちもいらっしゃったということですね。
興味を持つまでは全然知らなかったんですが、地元の栃木県では当時、鹿沼にある古民家を改装した饗茶庵 Kyo-Cha-Anさんなどおしゃれなカフェが出てきていた時でした。SHOZO CAFEさんやstarnetさんなどが先駆けとしてもともと存在し、それに続く世代として新たなムーブメントがありました。私にとってとても影響の大きかった友人が経営するintervalloというカフェが出来たのが2008年でしたが、それから10年くらいは栃木県内はカフェブームだったと思います。
そうやって地元のカフェ巡りをし始めて、興味の範囲を広げていったって感じですね。


井崎さんのサインをもらいたい!」がきっかけ

共和国に入ったきっかけは何だったのでしょうか?
きっかけとしては「井崎さんにサインをもらいたい」という動機で行ったイベントですね。
2019年に井崎さんが出された『世界一美味しいコーヒーの淹れ方』という本を読んで井崎さんのことを知り、Youtubeで井崎さんのWBCの動画も見てどんどん興味がわいてきました。
そんな時に井崎さんが本の出版記念イベントをやるということを知った訳です。当日は井崎さんが淹れたコーヒーをジャンケンで勝った人が飲めるという企画もあったりしてね。私はあと一回のところで負けちゃいましたけど笑

その後、サインをもらえるということで、私はKindleで読んでいたのでその場で紙の本を追加で買ってサインしてもらいました。
その時にそのイベント会場でブースを出している人たちがいて、これってどういう集まりなんですかと聞いてみたところ、井崎さんが主催するコーヒー共和国というオンラインサロンの人たちだと仰る訳ですよ。その時に入会枠が残り2枠くらいだと聞いて、その場で入会を決めました。
2020年2月に入会して、3月には共和国主催のミルクイベントで牧場にも皆さんと行きましたね。

共和国に入られてみてどうですか?
共和国に入って知ったこと、気づいたことがたくさんあります。世界中にバリスタチャンピオンがいるということなんかもそれまでは知りませんでしたし。

共和国って色々なバックグラウンドの人がいらっしゃいますよね。カフェで働く人もいるし、私のような会社員もいます。
お店で働いてるホスピタリティが高くて優しさに溢れてる人、焙煎を突き詰める職人的な人、エンターテイナーみたいな方など、共和国の人たちは多様性に富んでいると感じますね。豆にも多様性があるのと似てますね。とても面白い世界だなと感じます。


最初のアイディアはコーヒーバッグの販売じゃなかった

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そんな中でつねぴさんはご自身でコーヒーをビジネスとして成り立たせている稀有なメンバーのお一人な訳ですが、JOJO COFFEEという名前の由来について教えて頂けますか?
JOJOはうちで飼ってた犬の名前です。パッケージのイラストもその犬です。コーヒーとは関係ないんですが、スタバもセイレーンでコーヒー関係ないしいいかな、と笑。
なぜ犬かというと、自分にとって愛犬は癒しの存在だったんですね。JOJO COFFEEもお客さんに癒しを届ける存在になってほしいと願って名付けました。
あと、JOJO=上々=スペシャルティコーヒーっていう意味も。若干こじつけですが笑。

JOJO COFFEEをやろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
これは話としては共和国入会の前に遡ります。
実は当初、JOJO COFFEEはコーヒーバッグの販売ではなく、お客さんの会社にバリスタを派遣するビジネスをやろうと考えていたんです。

私は現在、大企業の新規事業開発のサポートという仕事をしているのですが、その当時感じていたのは、大企業によくある縦割り組織構造によるコミュニケーションの課題でした。みなさん毎日会社には行かれますが、同じ会社の中で普段から全く出会わない人がたくさんいる。一方、みなさん仕事中にコーヒーはよく飲まれる。そのことから、会社のエントランスや休憩室などのスペースにバリスタを派遣してコーヒーを提供したら、コミュニケーションの促進になって面白いんじゃないかと思いました。

私はセミナーで講師をやることもあるのですが、その際の休憩時にコーヒーを淹れて提供するということを検証しました。そうすると、明らかに議論が活発になるのがわかったんですね。アイスブレイクとして最初に雑談をするとその後の議論がスムーズになるという話がありますが、コーヒーブレイクにはそれと同等かそれ以上の効果があるんじゃないかと思っています。特に美味しいコーヒーを飲んだ時のテンションの上がり方は顕著ですね。ですので、会社にバリスタを派遣して、社員の人に美味しいコーヒーを飲んでもらうことにより、社員同士のコミュニケーションに良い効果をもたらすのではないかと考えたんですね。もしかしたら普段は会わない部門長や社長が来たりするかもしれないですし、縦割りになってる会社のコミュニケーションの課題を解決できるのではないか、と。

その時に考えていたのは、劇団に所属しているようなエンタメ要素のある人にコーヒーを淹れてもらい、それがリフレッシュとコミュニケーション促進に繋がれば良いなと思っていました。
例えば井崎さんを見ていても、バリスタってエンターテイメント性のある職業だなと感じますし、そういう要素があることによってバリスタの仕事が注目を浴びると思います。それってすごくポジティブなことだと思っています。


共同購入で気づいた新たな道

なるほど。今のJOJO COFFEEの形とはかなり違ったビジネスをやるつもりだったということですね。それが今の形になった理由は何でしょうか?
これは実はコロナ禍が関係しています。

「社員同士のコミュニケーション促進」というアイディアは、例えば昨年サントリーさんが始めた「社長の奢り自販機」という、2人の社員証をかざすと自販機で飲み物が飲めるっていうサービスがあったように、方向性としては間違ってなかったと思います。反面、当時ベンチャーの中でもうちと同じようなアイディアをもってるところの話も聞いていて、スピード感が大事だなと思っている時でした。
そんな矢先にコロナの感染が拡大していき、出社する人が減り、人との接触自体が難しくなってしまった故にピボット(方向転換)せざるを得なくなり、結局一旦はPendinngとなりました。
それがちょうど井崎さんとお会いした前後くらいの話です。元々事業としてスタートしようとしたのは2019年12月くらい。井崎さんにお会いしたのは2020年2月くらい。バリスタという存在に興味を持っていたことが井崎さんとの出会いに繋がり、バリスタに対する理解も深めていた最中でのコロナ禍でした。

そんな中、新たなビジネスの転機となったのは共和国で実施したコーヒー豆の共同購入でした。最初に私が関わったのはMarket Lane Coffeeさんから購入した時ですね。共和国としてはその前にGardeliさんで一回やってたと思います。共和国の共同購入を通じて、世界中に有名なカフェがあることを知り、実際コーヒーを飲んでみるとすごく美味しいんですね。これは素晴らしい、と思いました。

今や共和国の中での共同購入の取り纏めはつねぴさんがやって下さっていて「つねぴさんといえば共同購入」というイメージがありますね。本当に感謝してます。
いえいえ。実際、共同購入を通じて美味しいコーヒーを飲むことで共和国のみなさんにも喜んでもらえていれば嬉しいです。まさにこの共同購入の経験から、一般のお客さんにも世界のロースターの豆を販売できないかと考えました。

その時にまずハードルとしてあったのは費用です。特に輸入にかかるコストが高くつきます。通関や食品検査など、お金も時間も掛かります。その時に知ったのは、通関業務なんかも自分ではできなくて、物流会社を通さないといけないということなどでした。
知り合いから物流のベンチャー企業を紹介してもらいましたが、コロナ禍ということもあり新規の契約は受け付けていないと断られまして…とある物流業者さんが小ロットでもやりますと言って下さって、その時は本当に有り難かったです。
そうやって手続き方法などを教えてもらいながら輸入をし始めたのですが、一回豆を輸入すると何万円も掛かるんです。極端に言えば1粒仕入れるだけで手数料が掛かる…これは商売にしづらいなと感じました。コストを販売価格に転嫁しきれないな、と。

あと、仕入先がみなさん世界的なロースターというだけあり、品質へのこだわりがすごかったです。
例えば、アメリカのGeorge Howell Coffeeさんから共同購入した時に、買った豆を少量ずつに分けてみんなでシェアしてもいいか聞いたら、基本リパックはNGだと。何故ならパッキングする際にガスを充填しているので、リパックすることで品質が落ちてしまうから、と。
あと、品質の話でよく言われたのは一定の期間内に売って欲しいということでした。目安としてはどこも大体1ヶ月くらい。
豆を輸入すると通関と食品検査で約2週間かかります。そうすると残りの2週間の期間で商品を売らなくてはならず、これは結構難しいと感じました。それを過ぎるとロスになってしまいますので。

最初はできれば一袋2,000円くらいで売りたいと思って、諸々のコストを負担して、損を出しつつテストロットを販売してみたのですが、買ってくれる人は何人かいるけど、逆に言うとギークな人は意外に少ないという状況に直面し、ビジネスの難しさを改めて感じました。

共和国で共同購入する場合は、予めみなさんから買いたい商品と分量を聞いて、一括で買って頂いている訳ですが、それを一般消費者向けに売るとなると、仕入れて、在庫して、短期間で売るというのはかなり難しい、ということですね。
はい、事前予約での受注も考えましたが、豆って途中でロットがなくなることもあるじゃないですか。なので、あまり早くから予約を受け付けることも難しいです。かといってサブスクとかにして全部おまかせというのも、お客さんの好みに合った豆を提供出来るかどうかわかりません。

そもそも、豆のまま買って、挽いて、淹れて飲む人の数自体がそこまで多くないですよね。共和国のメンバーはコーヒーに対して熱意があるので当たり前のようにやってますけどね。

JOJO COFFEEは現在、ネットショップはBASEからリニューアル中で、LINEのMy Smart Storeへの登録をお願いしています。実店舗として宇都宮市にあるendoor(エンドア−)(@ba_en_doors)という美容室&雑貨店&Co-working officeみたいな場所で商品を販売しているんですが、そこに来るお客さんに道具一式をお貸しして「自分で挽いてコーヒーを淹れてみるとすごく美味しいですよ」と勧めてみても、ほとんどの人はなかなか自分では淹れないですね。そういった点からも、自分で豆を挽いてコーヒーを淹れるということのハードルの高さを感じています。
美味しいからやってみろ、というのも一つのエゴなんじゃないかなと考え始めました。

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要件を満たしたのがコーヒーバッグ

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そこでコーヒーバッグになった?
そうですね。その時考えていた条件は以下の通りで、結果的にコーヒーバッグにたどり着きました。
①低価格で販売できる
②長期間にわたり品質を保持できる
③抽出に手間がかからない

まず

①低価格で販売できる、という点はコーヒーバッグだと個数を多く作れるので、輸入に関する価格を転嫁するにしても1個あたりの金額で抑えることができます。

②長期間にわたり品質を保持できるという点では、今も品質チェックの意味から、過去に製造したコーヒーバッグを1ヶ月経過する毎に飲んで試しています。ちょうど2021年2月、一年前に初めて作ったコーヒーバッグで淹れたコーヒーを飲んでみましたが、多少気になる部分はあったにせよ、普通に美味しいんですよ。今まで飲んできて、少なくとも半年以内であればほぼ味を損なわずに飲めます。コーヒーバッグにすると、それくらい品質保持ができます。

③手間がかからないという点は、低価格での販売にも繋がるのですが、手軽に美味しいコーヒーを飲めることが、幸せに繋がると考えています。
コーヒーバッグだと、グラインダーなどの道具にお金をかけなくても誰でも一定のクオリティで淹れられます。ちょっと浸す時間を待つだけで美味しいコーヒーが飲めるというのは良いなと思いました。

あと、コーヒー豆を買ってる人たちがどれくらい豆をストックしているのかアンケートをとったところ、いつも安定の気に入った豆と、ちょっと冒険する豆の2種類をストックしているケースが多いことがわかりました。いつも買う豆に加えて、もう一種類は普段飲まない種類だったり、店員さんおすすめの商品だったりという感じですね。
100gずつ2種類、計200g買うとして、それを2週間〜4週間で飲み切ると、だいたい新しい豆には月で2種類くらいしか出会えないんですよ。
コーヒーってものすごく世界が広いですけど、自分で豆を挽いて飲んでるとなかなか新しい出会いが多くならない。月2種類として年間24種類ですよね。年の最初の方に飲んだのとかは忘れちゃうし、いつまで経っても自分の好きなコーヒーの味に辿り着けないのではないかと考えました。
コーヒーバッグだと、頑張れば一日朝昼晩と3種類の新しい味に出会えます。そうすると月で約100種類、年間1,000種類以上の味を試せる訳ですよ。そこから自分の好みに合った味わいを見つけられる可能性が広がりますよね。
コーヒーバッグにすることによって、比較できるコーヒーの数が少ない、そもそも好きなコーヒーに出会えて無いかも知れないという問題を解決できるんです。


多くの方の力を借りて、上質な味を実現

JOJO COFFEEの自社製品として販売されているのは、Market Lane Coffeeのコーヒーを使われていますよね。
はい、Market Lane Coffeeの焙煎するブラジルが自分の中ですごく印象深かったんです。最高峰の味だなと感じました。コーヒー自体がすごく美味しいので、これで売れなかったらうちの責任だなと思っています。

Market Lane Coffeeとはどういうやりとりがあったのでしょうか?
実はですね、正直よくないとは思いつつ、最初はMarket Lane Coffeeから買った豆を勝手にコーヒーバッグに加工したんです。
リパックしちゃダメと言われてるものを勝手にコーヒーバッグにしたので、怒られても仕方ないと思いましたが、Market Lane Coffeeのヘッドロースターを務められ、共和国メンバーでもあるトシさんに非常に親切にして頂きました。まずそのコーヒーバッグで淹れたコーヒーを飲んでくれたことがとても嬉しかったですね。会ったこともない奴が勝手に加工した訳ですからね。
Market Lane Coffeeのオーナーさんも、意外だったようですがそのコーヒーバッグで淹れたコーヒーを飲んでみて、美味しいと言ってくれたそうです。

今は、Market Lane Coffeeで生豆を仕入れる時に、JOJO COFFEEの名前を覚えてくれていて、JOJOという名前のケニアの農園から豆を仕入れて「JOJO農園のJOJO COFFEE」を作ってくれたりもしました。本当に協力的で、焙煎に関してもトシさんが「エスプレッソ用の焙煎の方がいいんじゃないか」など、味わいをチューニングしてくれました。本当にお世話になっておりまして、あらためてこの場をお借りして、心から感謝を申し上げます。

先ほど品質保持の観点から、1ヶ月以内に売り切ることを求められたと仰いましたが、コーヒーバッグに加工することで何故品質保持期間が延びるのか疑問に思っていました。豆からコーヒーバッグにすることによって、鮮度を保ち続ける工夫がある、ということでしょうか?
豆の挽き方、パッキングの仕方、フィルターの違いなど、品質を保持する加工業者の技術があるんですよね。
出来上がった試作品をトシさんに送って、トシさんからフィードバックを頂き、それをまた加工業者に伝えて試作品を作るということを繰り返して、最終的にMarket Lane Coffeeから了承を得た上で商品として販売しています。

実は今、先日お送り頂いたコーヒーバッグで淹れたコーヒーを飲みながらインタビューしているのですが、確かにクリアな味わいです。
加工業者の担当してくださっている方もこだわりのある方で、色々と気遣って下さるんですよ。
記念すべき一番最初のロットが出来上がった時は、仕事の合間の息抜きにコーヒーを飲んで頂きたいなと思い、工場で働く全員の方にコーヒーバッグをプレゼントさせて頂きました。商売ってウェットなものだと私は思っていて、コロナ禍ということもあり工場の方とはまだ直接お会いしたことはないですが、関わる人みんながコーヒーで幸せに感じてくれればいいなと思っています。


世界中のカフェの味をカップ一杯から届けるサービス


JOJO COFFEとして大事にされていることはありますか?
それについては一つエピソードがありまして、最初イベントで試し売りというか試飲をやっていました。海外のロースターとかの知識がない人たちが飲んでも美味しいと感じてくれるのかどうか知りたかったんですね。
その時の試飲用のカップって、利き酒の時に使うような小さいものだったのですが、そのイベントに来ていた若いご夫婦のお子さんが周りの目を盗んでコーヒーを飲んじゃったんですよ。もう冷めていたので火傷はしなかったんですが、みんなが驚いてる中でその子は「美味しい」と言ってくれたんです。子供なので、飲んだものがどういう飲み物かよく分かってなかったと思いますけど、それでも純粋に「飲み物」として美味しいと感じてくれたことが嬉しかったですね。
そういう経験が生きていて、美味しい飲み物を提供するということを続けていきたい、というのが会社として大切にしていることの一つですね。

JOJO COFFEEの今後の展望についても教えて頂けますか?
今後は少しずつ取り扱いロースターを増やしていこうと思っています。共和国のみなさんと共同購入しているように、世界中のコーヒーをお客さんに楽しんでもらいたいと思っています。

今はネットショップはリニューアル中で、店頭でのみハニー珈琲さんやハゼルコーヒーさん、キノシタショウテンさんなど、共和国でご協力頂いているお店のコーヒーバッグも販売していますが、みなさんアソートのようにして色々な種類のコーヒーバッグを買っていかれます。同じブラックのコーヒーでも、味や香りに違いがあることをご存知ないお客さんも多いので、色々飲み比べてもらうととても驚かれます。うちはそういった入り口としての役割を果たして、そこでお客さんが自分の好みのコーヒーを見つけて、直接そのロースターのコーヒーを買い続けてくれれば、地域のお店への貢献にもつながるのではないかと考えています。

将来的には、世界のコーヒーを日本のお客さんに提供し、逆に日本のコーヒーを世界のお客さんに提供する、双方向のビジネスを目指しています。世界中にこれだけカフェがあって、美味しいコーヒーがある訳なので、それを自由に買えるようにしていきたいです。
イメージは置き薬のコーヒー版。いろんな種類のコーヒーをJOJO COFFEEとして用意して、お客さんはそこから気分に合わせて色々選べるような形にしたいですね。

やっぱ色々なコーヒーに出会えないというのは、人生損してる気がするので…
1日に飲める杯数は限られてる訳ですし、何も考えずに日々飲むより、いろいろ試したほうが絶対に楽しいですよね。
そんな経緯から「世界中のカフェの味をカップ一杯から届けるサービス」という価値を確信するに至り、サービスを開始する事が出来ました。

JOJO COFFEEのこれからの発展が楽しみですね!本日は貴重なお話をありがとうございました!

◼️つねぴさんプロフィール

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2001年に商工会議所へ入所し、企業支援や総務職を経験。
2015年に伝統工芸を活用した事業で起業。
2016年アクセラレーターへ参画。地方行政が主催するプログラムを企画・運営し、東京都内・仙台市・愛知県・大阪府の起業家支援プロジェクトなどでメンターを担当、地域のスタートアップ等を支援。
2019年4月に改めて法人を設立、2020年度から大手企業の新規事業創出に関わるプロジェクトをハンズオン支援。

自らも起業家として2019年よりコーヒー事業を展開している。


◼️JOJO COFFEE

Web
https://jojo.coffee/
Instagram
https://www.instagram.com/jojocoffeejp/
LINE My Smart Store
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