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「詩」はじまりの頃に

小寒の雨の 湿度に抱かれたまま
言葉の尽きた人達は 感慨の風景から消える

私は彼らに 何かを託せただろうか

閉め切れない門の 扉の前で私は一人
薄霧の庭を眺めながら 束の間の雨音を聞く


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