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「詩」棺にもたれて

いつか目覚めぬ その人のため
棺を花で 飾りましょう
春が来れば 梅の花も咲くのでしょう
桜の花も咲くのでしょう 今は僅かな

冬の花だけ 大きな窓のある部屋の
光射す 白い棺に納めましょう
そして私は眠るでしょう 棺のふちに
身を横たえて 木と陽と花の 香りの中で



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