見出し画像

「詩」夜の病室

私は古い木の ベッドに寝ていた
白い月が 柔らかく病室を照らしていた

誰かが私に 薄黄色の毛布を掛けた
甘酸っぱい 薬品の香りがした

小さな音を 立てながら
誰かの影が 絶えず動き続けていた

私は古い木の ベッドに寝ていた
私の目は うっすらと開いていた


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?