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日本を支えるのは若者だけじゃないねの話

こんにちは、岩内町地域おこし協力隊の大なぎです。(ボランティア休暇中です。)

今日はボランティアに参加している間に感じた、日本のエネルギーの源について書き留めておきます。

賛否両論ボランティア

わたしが参加しているボランティアは、話題沸騰中の国際スポーツ大会ボランティアです。

ボランティアに関する無給・過酷・ウイルス感染の危険など、メディアではさまざまなことがとり立たされています。友人などからも、「無給なのによくやるね〜」と感心なのか、引いてるのか分からないようなコメントをいただきます。

わたし個人の意見ですが、ボランティアを行う、と決めた以上、無給なのは知っていたので、ある程度の覚悟はあります。ご心配ありがとう、って感じです。

「すごいね、偉いね」と褒められたくてやってるのではなくて、「自分のスキルを活かしてイベントに携わりたい、成功させたい。」という気持ちでしかありません。

ボランティア初日「顔合わせ」

そんなこんなで期待に胸を膨らませながらボランティア現場に行きました。すると、見るからに私よりもお年を召した方々。ヘタをすると私の親よりも歳上という、人生の大先輩。

はじめは正直、この人たち体力とか大丈夫かな?と心配になりながら研修しました。

(わたしたちのポジションは外国語を話したり、何万歩と歩き回ったりする仕事です)

しかしふたを開けてみると、みんな超がつくほど元気で聡明な方々ばかり。
むしろ私の方が歩くのは遅いし、すぐ疲れてしまいました。

私のボランティア初日は先輩たちへの失礼とも言える感心で終わりました。

日本版「マイ・インターン」

次の日は、前日とは違う顔ぶれでしたが同じ年齢層。

おそらくこのボランティアの割合の7割ほどはこの団塊の世代の方々なのだと思います。
リタイアはしたけれど、まだまだ動けるぞ!という元気な60代,70代。

(中には冬季札幌オリンピックでボランティアをしたという方もおられました。)

話を聞くと、ボランティアなどのコミュニティに属していたり、毎日エクササイズをしていたり、語学を勉強していたりと、今までの隠居生活のイメージとは全く異なる生活をしているようでした。

これは私の考察ですが、高度経済成長の一端を担った世代と言うだけあって、社会に貢献したい、まだまだ働きたい!という前向きな方が多いのだと思います。

そして少し私の中にあった(パワハラ、うざい上司、環境汚染の時代)イメージが変わった気がしました。(笑)

そんなボランティアの仲間を見て思ったのは、彼らの一生懸命な働きで、今の日本があり、私が生きていること。
そして超少子高齢化社会となってしまった現在に至っては、若者だけの力で社会を支えていくよりも、彼らの力も少しは借りるべきだということ。

確かにちょっと頑固だったり、ITには疎かったりするかもしれませんが、(笑)

働く気がある人を蚊帳の外に追い出してしまうのはもったいない気がします。

年金がありお金には困っていない、けれど時間はあるし、社会のために働きたいと思っている人にもう少し頼りたくないですか?

超高齢化社会に抗うのではなく、平均寿命が伸びているからこそ、働きたい人にはさらにチャンスがある社会になって欲しいものです。

(映画「マイ・インターン」が実現していくといいなと思います。)

一緒に働いて良かったと思うこと

まだボランティアは中盤ですが、そんなパワフルな方々と働いて良かったと思うことがあります。それは「エネルギー」をもらえたことです。

彼らはお金のためではなく、このイベントを成功させたい、そのために自分にできることを生かしたいという気持ちで来ています。

働かされているのではなく、とにかくこの時間が過ぎればいいという考え方でもなく、

自分の余暇の時間を割いてでも、体力的にも辛くても、
「貢献したい」という個々の高いモチベーションでボランティアを楽しんでいます。

そんな方々と働いていると、自分も負けていられない!という気持ちになるし、

親と働くような温かい気持ちにもなります。
ポジティブな雰囲気がとても気持ちいいんですよね。

こんな風に元気を与えてくれるボランティアの仲間に感謝したいです。

そして私も100歳まで生きて、こんな歳の取り方をしたいと思いましたとさ。

さて、今日は開会式!お迎えしたゲストが式典に参加していると思うと、素直に嬉しいです。
テレビの前でスタンバイして開会式も楽しもうっと!

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