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【ラテアートを描こう】ミルクピッチャーの特徴

ラテアートを描く際、書く絵によって書きやすいミルクピッチャー(形)があります。
弘法筆を選ばず、どんな道具でも扱えるのは理想ですが、やはりその道のりは遠く、いくら練習してもできない、ということあります。

そして、お店で提供する場合は、お客さんからの依頼など必要に迫られ、完成度の高いものが必要になります。そして、かつ安定性も求められます。お店では、たまにできるではまずいわけです。

この問題の解決方法として、書く絵によってミルクピッチャーの特徴を知ることで、場合によって使い分けてられるようにすることを目的としています。

また家で趣味で淹れている方へ、今もっている道具でうまくいかない場合、なぜうまくいかないのか(いきにくいのか)を知ることができます。そんな悩みをお持ちの方のささやかな手助けになれば幸いです。

それでは、簡潔に説明します。

まず、ざっくりミルクピッチャーの形を2種類に分けます。
以降これを【下向き型】(上図)と【横向き型】(下図)と呼びます。

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            https://a.r10.to/hbDUwn


2つには下記のように異なる特徴があります。

ではまず【下向き型】です。
注ぎ口に注目しましょう。こちらの注ぎ口には返しかあり、そして角度が付きます。その構造上傾けると中のミルクは、【下】に向かって飛び出します。また注ぎ口の形が角がなく丸くなっている為、注がれるミルクの面積は、注ぎ口のくぼみの形と変わりません。

それでは【横向き型】です。
こちらは、【下向き型】に比べて返しはありません。そのため傾けると【横】に向かって飛び出します。また注ぎ口が三角形でなっている為、注がれるミルクの面積は、くぼみの形よりも細くなります。

さて、この特徴をもとに、<円>と<リーフ>を描いた場合で説明します。

まず、両方で同じようにミルクを泡立て、同じようにしてエスプレッソに注ぎ<円>を描いた場合、【下向き型】は大きくなりやすく、それに比べ【横向き型】は小さくなりやすくなります。注ぎ口のくぼみの形の影響で、細くなっている【横向き型】は面積を出したい場合はやりずらさを感じます。

次に同じようにミルクを泡立て、同じようにしてエスプレッソに注ぎ<リーフ>を描いた場合、【下向き型】は太くなりやすく、それに比べ【横向き型】は細くなりやすくなります。注ぎ口のくぼみの形の影響で、細くなっている【横向き型】は細かな絵をかきやすく、反面【下向き型】はミルクがでる面積が広い為、細さや細かさを求める場合はやりずらさを感じます。

また、<リーフ>の場合、注ぐ方向も大事なポイントです。
<リーフ>描くときは、水面に対流を作り、ミルクを流すことが必要です。この対流を作る作業は水面に平行に押し出すことができないと、難しくなります。この時、横向き(水面と並行)で注げる【横向き型】ではその対流がつくりやすく、水面と垂直になりやすい【下向き型】では横への対流がつくりずらくなります。そのためリーフの場合は【横向き型】の方がおすすめです。(※できないわけではありません。カップの方向けや注ぐ際の勢いの調整などより技術が求められます)。

私はこの感覚を持った時、【下向き型】は、最初に大きな丸を書いてピックでキャラを描く場合に使用しています。(例:羊)

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【横向き型】は、細かい線を作り、注ぐだけで描くイラストの時に使用していました。

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以上です。
ラテアートは最初はなかなか難しいものです。自分の描きたいもの通りにはなかなかなりません。
また、リーフはどんなに頑張ってもできない方がいるのも事実です。
ピッチャーを変えたからと言って描けるようになるとは限りません。ただ、これを読んで一人でも多く、ラテアートを楽しめる方が増えることを願っています( ´艸`)

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