感想 Bnei Coffee 取材

取材企画2軒目、阿佐ヶ谷のBnei Coffee 渡邊絵美子さんにお願いしました。

内容は、少し前にBneiさんの焙煎機を借りて遊ばせてもらったことがあったのでその辺の話をしようかなぁ、くらいで、ほとんど会話の流れです。

しかしこう見ると色々話していただいて、渡邊さんには大層気を遣っていただいたことと思います。この場を借りて謝辞を。


渡邊さんとはカウンター越しに数回話をしたことがあるくらいだったので、改めて珈琲屋を開くまでの経緯なんかを聞いていると新鮮で面白かったです。

その流れの中で多数の珈琲屋さん、そのご店主さん、珈琲狂さんたちの名前が出たのですが、基本的に頭文字だけとってイニシャル表記することにしました。

わざわざお忙しいところ電話をかけて許可をいただくみたいなのも大袈裟だし、と言って無断で名前出すのは失礼だし、ということです。

少し読みにくいかなと思ったんですが、まぁクイズみたいな感じで読んでもらうのも一興か、と。


今回自分の中で発見というか、腑に落ちたことがあって、焙煎度合いの決め方ですね。

私の周りには自身も含めて味で決める、という人が多かったので、焙煎方法で決めるというのは新鮮でした。

つまり、同じ深煎りと言っても味が大分違う、というのは、味覚の違いによるところが大きい、あるいは煎りの境界線の定義が違う、ということかと思っていたのですが、それは味で決めるという視点範疇での違いで、その枝分かれよりも前に、方法で決めるという分岐もあったのですね。

これは多くの人と珈琲の味について共有することに優れた視点だなと思いました。珈琲豆ごとの特徴も決めやすい。むしろ一般的にこうやって決められているのかな、と(もちろん方法の分岐の先にそのデータ数値の違いやなんかがあると思いますが)。

こういうところを落ち着けていくのも今回の目的の一つにあるのですよね、かなり引きこもって自分の中で自分の珈琲として自分にだけ分かるように固めてきたものをうまく誰かに手渡せるような取手をつけられるかどうか。相手のことを知り、こちらのことを伝えられるかどうか。と言うか特に最近引き篭もってからは勉強しなさ過ぎてですね、珈琲の勉強の一環ですね。知らないことが多過ぎて。


それと、今回はこちら側からの意見もちらほら喋っていまして、私の中では最重要な珈琲の味の考え方が出ています。要素分けですね。一般的な真実ではないと思いますが、自分の中での真実として、このように決めることで随分珈琲を考えやすく、また作りやすくなったと思います。この要素分けに向かう種が、珈琲は不味い、ですね。自分の珈琲に対する考え方としてとても重要なポイントです。味については勝手に考えを進めていまして、今は味覚なんてものは無く、触覚と嗅覚の組み合わせで全て解けるのではないかと考えています。勝手ですね。

まぁ私は学者さんではないし、学も脳もないし、ただ勝手にですね、自分の中に変なものを構築していっているわけです。それをまぁ、ちゃんとして行こうかなぁと。


あと甘味に関する考え方が出まして、今後もちょくちょくと出てくると思うのですが、きっとそれぞれにそれぞれの考えがあるのではないかな、と思うんです。それを聞いていく内にもう少し解明されたモノを見つけ出したいなぁと思っています。あわよくば、ですが。まぁ何でもかんでも分かりきってしまうというのもなんとも味気ないものだという思いもあるのですが。


渡邊さんの珈琲は色々な種類と色々な焙煎度がありまして、色々な珈琲を味わいたいという方にもうってつけかと思います。近所にBneiさんみたいな珈琲屋さんがあると良いですよね。「ちわー」って寝巻きみたいな格好で行って、気分で珈琲豆選んで、それで、Bneiさんのお隣には老舗の和菓子屋さん(?)もあるのですよ。豆買ってお菓子を見繕って、家に帰っていただくという、なんとも幸福な時間ですね。幼い頃の夕飯のカレー感ありますね。

また渡邊さんの話を聞いているとガッツがありますよね。行動力がすごい。やろうと決めたことに誠心を持って邁進する。なんというか、励みになります。こっちも負けてらんないなと。


取材記事としてはどうだったんでしょうね笑。渡邊さんは「あまり珈琲の話しなかった」なんておっしゃられましたが、そうかなぁ?まぁそうでも別に良いんじゃないかと。普通こういう記事は録音をまとめて書き起こすのだと思うのですが、そういったことは最小限で、ほとんどそのままに物量でもって押している状況です。だから長めになっているのだろうし、それは冗長であり読みにくいということもあるかと思うんですが、まぁ空気感を伝えるには良い手なんじゃないかなぁと。別に字数制限もないし、どこか店に入って注文した後に手元に文庫本が無い、なんて時にちょこちょこ暇つぶしとして読むにはうってつけじゃないですかね。言い訳くさいですかね。


さて、次回は船橋の喫茶いずみ、伊藤拓史さんです。内容は、伊藤さんは本当に珈琲オタクで、なかなかにマニアックな内容、なんではないかと思います。あと、珈琲愛がすごい。珈琲愛がすご過ぎて、ずっと笑いながら話している、といった具合です。更新日未定。

阿佐ヶ谷 Bnei Coffee

twitter: https://twitter.com/bneicoffee?lang=ja


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