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【First Year】

こんにちは! はしもとりょうです^^

1年の始まりくらいは何か形に残したいと思うもの
なんて言っていたら2月も終わろうとしていて慌てて文字を起こしています

これまではコーヒーの味わいや 作る際の考え方にフォーカスしてきた記事たち
ほんの少しだけ 角度を変えてみることにします

追い求める美味しいコーヒーと その作り方をお伝えするだけではなく 
なぜそれを続けるのか 何が私を突き動かすのか
いちど 自分でも考えてみたのでした

"美味しいは人それぞれ"

これは私がコーヒーを作る時に いつも頭の中にある言葉

もちろん 適正な抽出方法など定まっていることも多いです
でも その通りに作ったコーヒーが全ての飲み手に
美味しいと思ってもらえることはあり得ないと思っています

では  どんなコーヒーが美味しいコーヒーなんでしょうか?
それは “その人が今一番飲みたいもの” だと私は考えます

たとえば ご注文を伺うとき商品を選ぶのはお客さま

それでも お店に入ってからの雰囲気 バリスタとの会話によって
"飲みたい" が変わることは皆さんも経験あるのではないでしょうか?

メニュー表があって そこから自分で選んだコーヒーより
勧めてもらって 初めて飲んだコーヒーが思いのほか美味しかったら
なんだか特別な気持ちになりますよね

技術を磨くこと 知識を増やすこと
それと同じくらいに 大切なことがあると私は思います

それは 自分のコーヒーを飲んでくれるひと
その人の気持ちで考えること

コーヒーに関わる時間が増えると
技術のこと 機材のこと お豆のこと
理論や理屈が頭の中いっぱいになりがちです

コーヒーを飲む人みんながプロフェッショナルなら
それでもいいですが もちろんそうではありません

"なんとなく飲みたいコーヒー"
そんなコーヒーがあってもいいと 私は思います

世田谷区 松陰神社前
106 Coffeestand and Men’s Salonという
メンズヘアサロンとコーヒースタンドが併設したお店の
一画を使わせていただき 私はSeven Years Coffeeとして
毎月出店しています

都心からは決してアクセスがいいとは言えず
曜日も決まっていないので オープン日は
 instagramを通じてお知らせしています

そんな中でも足を運んでくれるかた
通りすがりにコーヒーをテイクアウトしてくださる方
サロンをご利用のお客さまもコーヒーを頼みます

その全てに同じコーヒーでは
なんとも味気なく感じませんか?

答えのない問いかけを続けていると
今の自分 Seven Years Coffeeが形作られました

もちろん 自分の"美味しい"のもと
飲み手に届けなければなりませんが
お豆の種類 抽出方法 ホットかアイスなど
細かい部分で寄り添うことはできます

そのための技術や知識なのかなと思ったり

そうやって作る一杯は
作り手にとっても特別なものとなるはず

そんな想いを持っているから
いつまで経ってもコーヒーに携わっていたいのでしょう


あと少しでSeven Years幕開けから1年となります
年を重ねるごとに 意味のあるブランドとなれたら幸いです

今回も長い記事ですが 最後までありがとうございます☺︎

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