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怒ってるは困ってる

私はスポーツが好き。
見るほうじゃなくて、やるほう。

学生の部活のように一つのスポーツに
ひたすら打ち込むのも好きだけど
やったことのないスポーツをさわりだけ
やってみるのも大好き。とても面白い。

なにかしらスポーツやったことある人なら
わかると思うけど
スポーツって“集中”するじゃないですか。
野球でもバレーでもバスケでもスノボでも
ここ一番!ってところで超集中する。
集中して神経研ぎ澄ますのがホント大好き。

まあそれもだいぶ昔の話なわけで
今は、嫁と広場でゆるーくバドミントンを
打ち合うのが好き。ラリーはたのしい。
『相手が打ちやすいコース』に向けて
シャトル(バドミントンの羽)を
コントロールするのが非常によろしい。

スポーツには
「実力で上回ってねじ伏せる楽しさ」とか
「相手をフォローして支える楽しさ」など
素敵な楽しみ要素があるからやめられない。

でも一番燃えるのは
実力がちょっと上の相手に全力で挑むこと。
自分の壁というか限界が肌で分かる感覚が
本当に面白くて歯がゆくてピリピリして
病みつきになってしまう。
自分にとってのライバルがいる人は最高だ。

スポーツでテンションが上がりまくると
大声を出したり大きく動いたり
目つきも感覚も鋭くなったりと
普段の自分とは別人になっちゃう。

アドレナリンがドバドバ出まくっていて
攻撃性が上がっているとでもいうのか。
知らない人が見たら怒っているかのように
見えてしまうこともあるけど。でも
怒りというか闘争心はスポーツに必須。

さてさて
スポーツで闘争心剥き出しはいいんだけど
日常で怒っちゃう人いるじゃないですか。
公衆の面前で怒鳴り声を上げたり
公共物を強く叩いたり、蹴り上げる人。
あれは本当にビクッとする。ほんと怖い。

その怒っている人が完全に赤の他人だったら
まあ、関わることもないからいいんですけど
友達とか知人とか知り合いだったら
(うへえ・・・)
ってなっちゃいます。マジかよーと。
なに怒ってるんだよー、やめろよーと。

でも、実は、この『怒っている』状態。
本人は怒りたくて怒ってない場合があります。
『困る』が変化して『怒る』人がいるんです。

私たちは、思い通りにいかないと困ります。
このとき
(どうして上手くいかないんだろう?)と
自己分析する人は問題ないんですけど

(オレは悪くない!イライラさせるな)と
困る原因が自分以外にあると思い込む人が
たまにいて、その思いが『怒る』に変化。
さらに、その怒りを抑制できない人が
衝動的に大声を上げたりしてしまいます。

でも、誤解しないでほしいんです。
彼らは怒りたくて怒っているんじゃない。

けっして、こらえ性がないからだとか
子供じみた癇癪(かんしゃく)持ちだとか
そんなことはないんです。
怒るという結果に行きつきやすいだけです。

なので、それを目の当たりにした私たちが
取るべき行動といったら
説教や小言などといった自己満足じゃなく
ましてや怒りに対抗しもっと怒るでもない

(ああ、この人は困っているんだな)と
優しく寄り添うことです。

困って怒っているっていうのは
ぽかぽか太陽の日向ゾーンから
じめじめ日陰の汚泥ゾーンに入ってしまい
イライラしてもがいている状態です。

もがいているのが友達や仲間だったら
手を差し伸べて日向へ誘導してあげるのが
健全な関係性ではないでしょうか。


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