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夫のトリセツ③

■定番が好き

「記念日に本を贈り合わない?」

私と嫁は互いに本が好き。
同じ部屋で別々の読書も大歓迎の間柄。
そんな二人だからか、記念日に本を贈り合う
という私の案がするりと採用されました。

どうしてこんな案を出したのかというと
ここだけの話、楽だから。

記念日のたびに毎回何かを考えるのは
ものすごく苦手で疲れてしまいますが
毎回同じもの、いうなれば『定番』を作ると
はちゃめちゃに楽になります。
だって、いちいち考えないで済むのだから。

いわゆる男性脳というのは『定番』が好き。
いっぽう女性脳というのは『定番』だけでは
物足りなく感じてしまう傾向があります。

「毎回同じはイヤ!ちがうこともして!」

女性はちょっとしたサプライズを好みます。
しかしこのちょっとしたサプライズというのが
ゴリゴリの男性脳には難しい。

あたかも心が読める超能力者のように
相手が望んでいる方向性のものをさりげなく
それでいてスマートに演出するなんて・・・。

毎回上手くはいかない。でも失敗もしたくない。
だから定番を作って楽したいんです。
毎回同じ店に連れていきたいんです。
毎回同じおみやげを贈りたいんです。
毎回同じギャグで笑わせたいんです。

書いていてハタと気付いたのですが
だからこそ非日常を演出できる男は
モテるんだろうなぁ・・・と。

楽に楽に生きようとする男は
得てして「つまらない男」に
なってしまうんだなぁ・・・と。

やっぱり時には無理をしてでも
女性のためにサプライズの感性を
磨きまくったほうがよさそうです。


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