見出し画像

いざMATSUYA

腹が減った。

先日は横溝正史の日。金田一耕助の日。
あ、これは私が読書する日ってことね。
そういった原作者とかキャラクターの
特別記念日とかじゃないのです。一応。

とにかくその日は朝からkindleで
小説の世界に入り込んでいた。
ちなみにkindle(キンドルと読む)とは
電子書籍を読みやすくするデバイスのこと。

長年紙媒体絶対主義だった私も
(やはり時代は電子書籍なのでは?)と思い立ち
Amazonでポチったkindle。
これがまた使ってみると素晴らしい性能!
ちょっとだけ性能アピールしてみましょう。

『電池が超長持ち』
バッテリーが切れない。果てしなく切れない。
私が去年買い換えたスマホは充電100%にすれば
三日くらいもつ素晴らしいスマホなんだけども
kindleさんはレベルがちがうね。
充電100%にしてしまうと余裕で二週間はもつ。
電子機器なのでバックライト機能があるんだけど
それで毎日使いまくっても二週間だよ。ヤバい。

『シャワーで洗えるほど防水』
つまり湯船に浸かりながら読めるってこと。
私は湯船で行う読書が大好き。最高すぎる。
特に冬の寒い日なんて天国だね。
珈琲なんか飲みながら湯船で読むの。超長風呂。
紙の本だとふやけてヨレヨレになっちゃうけど
kindleさんはタフな防水ボディ。
やったことないけど湯船に水没させてもOk。
そんでシャワーで洗えちゃう。怖くてやらんけど。

こんなわけで最近めっきり紙の本を買うことなく
kindle信者かつ電子書籍一択になりつつある私は
横溝正史大先生の金田一耕助シリーズに
没頭していたわけですね。

で、気付いたらお昼。
今日は嫁ちゃんは仕事でいない。私は休み。
よーし久しぶりに松屋へ行こうと靴を履く。
ちなみに松屋とは私が独身時代お世話になった
牛丼屋チェーン店のひとつ。
他にも吉野家とかすき屋があるけど松屋の特徴は
券売機制度。
騒がしい店内でも購入した食券を差し出すことで
一切喋ることなく注文の品がゲットできちゃう。
まことコミュ障にはありがたい制度なんですね。
(私の声は小声だと聞き取りづらいらしい)

何事もなく松屋へ到着して一台しかない券売機に
行ってみるとおや?一人の女性が悩んでいる。
どうやら何を頼むか決めあぐねているようだ。

私が背後に立つやいなや振り返って一言。

「アノ、決メレナイカラ、先ニドウゾ」

外国出身の方であったか。お気遣い感謝。

「どうもありがとうございますッ!」

スーパーよそ行きスマイルでお礼を言うと
相手も笑顔に。そして話しかけてくれた。

「アノ、ココッテ何がオススメデスカ?」

「ここは牛丼が美味しい店なんですよ」

「ワタシはコノ“トンテキ”ガ食ベタイ!」

「トンテキいいですね。食べたことないけど」

「デモ肉3マイもイラナイ。1マイはナイカ?」

「そんな都合よく・・・あ、ありましたね」

「アッタ!コレ持チ帰リモデキルカナ?」

こんな感じで券売機をポチポチしながら
ほのぼのトークが行われたのである。
お昼時なのに他に客が来なくて本当によかった。

たまには外食も悪くない。
さあみんな松屋へ行こう。
ほっこりエピソードが待っているかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?