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夫のトリセツ④

■おしゃべりと沈黙

私は「ぼ~」っとするのが好きな子どもでした。
目の焦点を外してピントのずれたままの世界を
感じるのが大好きでした。

「あ!またぼ~ってしてる!」

友達にはよくからかわれましたけど
めげずにこう返していました。

「これやると気持ちいいんだって。
きみもやってみなよ!」

目の焦点を外していると脳がじんわりと
癒されていく感覚がひろがっていきます。
おそらく目から見た映像処理の激務から
わずかながら解放されているのでしょう。

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

さて“男性脳”はおしゃべりが苦手です。
なぜ苦手なのか?それは緊張するから。

たとえ楽しい会話をこなしていても
実は脳が緊張していて謎のストレスが
溜まっていくのはよくある話。

一方“女性脳”はおしゃべりが得意。大好物。
男性脳と違っておしゃべりをすることで
緊張がほぐれてリラックスできるのです。

(なんで女は飽きずに喋ってるんだ?)
(なんで男はまったく喋らないの?)
という謎の原点はここにありました。
お互い真逆にリラックスしていたんです。

男性は、おしゃべりで疲れてしまう。
女性は、おしゃべりで元気になるんです。

だから『おしゃべり属性』というのは
男性はなくても全然平気ですけど
女性にとってはなくてはならないもの。

おしゃべりをしないとストレスは溜まるし
心がだんだんとささくれていきます。
楽しさの源と言っても過言ではないくらい。

「安らぎのプロセスはみんな違う」と
子ども時代の私に教えてあげたい。

好きなだけ“ぼ~”っとしていいんだよ!って。


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