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ねだって仲良し!美味しい料理

今日はものすごいのを用意しました。
とても簡単に夫婦仲が良くなるワザです。

それは一体どんなものかと言いますと
パートナーにねだるのです。料理を。
「君の作る〇〇が食べたいなぁ!」って。

このとき、パートナーに「ねだる」料理は
パートナーが得意とするスペシャル料理だと
効果がハネ上がるのでお勧めです。

ウチの場合だと嫁様が超絶料理上手なので
私が嫁様に料理をリクエストしております。
たとえばこんな感じで…

「嫁ちゃんの作る豚の角煮が食べたいなぁ!」

「あーアレね。夫くんそんなに気に入った?」

「そりゃそうだよ!箸でホロリと崩れる肉!
絡みつく濃い目のタレ。煮卵も付いてるし!」

「あー、んふふ。あの豚肉ねぇ
柔らかくする秘訣あるんだよね」

「えっ、秘訣とかあったの?
めっちゃ煮込んでるだけじゃないの?」

「ふふん。実はね…」

角煮が食べたいのでねだる夫

いかがでしょうか。
ただ、私が食べたい料理をねだっただけで
夫婦の楽しい会話が始まってしまうのです。
まだ料理を作ってすらいないのにこれです。
実際に料理が出来上がったら、この五倍は
お互いテンション上がって仲良し確定です。

え?そりゃお前のウチは元々仲良しだから?
え?そりゃお前の嫁さんは料理上手だから?
それでとても簡単に夫婦仲が良くなるワザ
なんて言われてもちょっとなぁ…ですって?

なるほど、なるほど。ようがす、ようがす。
確かにその通りかもしれません。

では、私と、私の母の話をします。少しだけ。

・・・

私は母の料理を「普通」だと思っていました。

私が生まれたときから毎日欠かさず
三食キッチリと作り続けてくれた母。
外食を滅多にしなかった我が家では
母の料理で腹を満たすのが当たり前。
時には作業的にごはんを食べていた
私は母の料理にあんまり感謝の念を
抱いてはいませんでした。

つまり、母の料理に対して自発的に
「おいしい!」
と感想を言ったことがなかったんです。

ところがある日
食卓に見たことがないおかずが並びました。
今でもハッキリ覚えているのが
小鉢に入っていた鶏肉料理。
一口サイズに切って焼いた鶏肉に
大根おろし+梅肉ソースがかかっています。
なにこれ?こんな洒落た料理、どうしたの?
不思議がる私に母は得意顔で言いました。

「これはね、料理番組で作ってたやつ。
私、けっこう紙にメモしてるのよ。
この料理は簡単そうだから作ってみたの」

へぇ…と口にした料理の美味しいこと!

「うっま!うまいねコレ!凄いよ母さん!」

思わず声をかけた時に見た母は
とびっきりの笑顔で喜んでいました。

以後、私はこの料理をことあるごとに
母にリクエストするようになりました。
あの梅肉ソースのやつ作ってよ!って。

母はその都度腕をふるってくれたのは
言うまでもありません。

・・・

このように、料理を「食べたいな」と
リクエストすると、リクエストされた側は
とっても嬉しい気分になります。

リクエストされた料理が思い入れのあるもの、
頑張って作ったものだったら喜びもひとしお。
なぜなら、その料理を「作ってくれた人」を
リスペクトしているのがハッキリ伝わるから。

その料理にまつわる嬉しい思い出も蘇るし
食べて喜んでいる未来の相手の顔までもが
容易に想像できて良いことづくめなのです。

そんなわけでパートナーへの「おねだり」
試してみてはいかがでしょうか。

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