見出し画像

仲良し夫婦のヒケツ

私「仲良し夫婦サークル」を通して
たくさんの夫婦のお話だったり、意見だったりを
勉強させていただいている珈琲次郎と申します。

それで、おぼろげながら分かってきたこと。
仲良し夫婦には秘訣があることが分かりました。
そのへんを記したいと思います。

あ、ちなみにちょっと長いです。
(3900文字以上)


ほとんどの夫婦って、結婚したての頃は
みーんな仲良しなんですね。
そりゃ、当たり前ですよね。

「ぼくたち結婚しよっか?」
「いいよ?」

って感じでお互いが好き同士。
一緒に居るだけで楽しくて癒されるんだから
そのまま結婚しても仲が良いに決まってます。

でも、だんだんと道が分かれます。

①仲良し夫婦のままでラブラブルート
②だんだん仲が悪くなってくるルート

どんなにラブラブ同士の夫婦でも
「この人は私の運命の人!」でも
5年も一緒に過ごしていたら大抵
②のルートに行ってしまうんです。

今の日本では②のルート行きが多数派。
だからこそ①のルートの夫婦ってのは
探してもそんなに見つからないのです。
ツチノコレベルとはいきませんがレア。

結婚して5年以上経っても
「あぁ、ウチはラブラブだな」
「毎日早くウチに帰りたいな」って思えたら
国民栄誉賞を受賞してもいいのかなってくらい
素敵な夫婦なわけです。おめでとうございます。

じゃあ、ここが一番大事な所ですけど
どうしたら①のラブラブルートに行けるのか?
これ、知りたいですよね。

結論から言ってしまうと
夫婦がお互い努力を継続しているから
ラブラブルートをずっと進み続けられる。

ずーっとラブラブな夫婦って
みんな共通しています。
夫婦、お互い、努力を継続しているんです。

なにもしないで自分勝手に生きていて
ずっと永遠にラブラブでいられますか?
いられるわけがないんです。

出会った当初は運命の人!
私たちは真実の愛に祝福された!であっても
自分が相手のためになーんにも努力しないと
「どうしてこうなった」になってしまいます。

結婚してずっと仲良しルートを
歩み続ける方たちのお話を聞くと
すごいんですよ。みんな、共通して
お互い、自然に、感謝をしてるんです。

あまりにも自然すぎるのでおそらく
「努力してやっている」という感覚は
ないのでしょう。そのくらいに自然です。

だから、ずっと仲良しな夫婦さんに
「何か特別なことやってますか?」と尋ねても
「ええ?ウチ?何もやってません」と答えます。
パートナーを想っての行動が日常化されてるから
当然と言えば当然なのかもしれません。

そう、努力とはパートナーを思いやることです。

・・・

ここで少し私の親の話をします。

ウチの父親は、母親がささいなミスをするたび
してやったりの笑顔になり母親をなじりました。
「おまえはバカだな~」
「こんなこともできないのか~」

子どもの私は、それを聞いても
特になんとも思っていませんでした。
そんな親のやりとりが日常化していたからです。

ところがある日、母親が爆発しました。
「なんでそんなこと言うの!!!!」

子どもの前で言うことも嫌だったのでしょう。
長年、我慢に我慢を重ねてついに爆発。

初めての光景に凍り付く周囲。
私はその時初めて気が付きました。
(あ、お母さん、嫌だったんだ)と。

父親を非難したいわけではありません。
私の親の世代というのは地域性も手伝って
男尊女卑が色濃く残っていたのですから
父親が異常に性格が悪いとか、幼稚だとか
決めつけて攻めるのは酷というものです。

私が強く言いたいのはこれです。
「言わなきゃわからない」

たとえ愛し合った夫婦であっても
目に入れても痛くないほど可愛い我が子でも
気持ちは言わなきゃ分かりません。

以心伝心という素晴らしい言葉は
お互いを思いやり続けた者同士が辿り着く
究極形態みたいなものです。
由来は仏教の奥義みたいなものですから
「言わなくても分かれ!以心伝心だ!」などと
自分に都合良く使う言葉ではありません。
もう一度言いますけど言わなきゃ分からない。

・・・

②だんだん仲が悪くなってくるルート
これに進んでしまうパートナーっていうのは
判を押したように共通点があります。
言わないんです。自分の気持ちを。
「この態度を見て分かれよ!」と言わんばかりに
なーんにも自分のことを言おうとしないんです。

「愛してるんだから言わなくても分かるよね?」
いいえ、分かりまへん。
愛とか都合のいいときだけ使わないでください。

ついでに言ってしまうと
この②のルートでは不幸がよく起こります。
だって気持ちを言わないのが当たり前だから

「愛してるのに相手の気持ちが分からない私は
きっとひどい奴なんだ。私が悪いんだ…」と
分からない私が悪い!と自分を責め続けたり

「私はなぜ怒っているでしょう?」などと
ゲーム感覚で相手を試すのが良いと思いこんだり
いろいろこじらせて関係性がおかしくなりがち。
そりゃ、仲も悪くなっていきますよ。

・・・

一方、①のラブラブルートのパートナー
言います。自分の気持ちを言います。
「こうしてくれると私は嬉しいなぁ」
「貴方のその気持ち、ありがたいよ」

これらのことを日常的に、笑顔でやります。
これ、大事なポイントがひとつありまして
コミュニケーションは怒らないでやる。これ。

「これやれって言ってるだろ!」
「俺はこうしろって言ったよな」
こんな風にプリプリ怒って言うのはNG。
だって愛のカケラもないじゃないですか。
言ってるのに伝わらないのは怒りも関係します。

我慢するタイプっているじゃないですか。
ウチの母親みたいに耐え忍ぶタイプね。
ケンカしても我慢。相手が悪くても我慢。

このタイプって、自分が我慢をすることで
相手に期待をします。
(私がこれだけ我慢しているんだから
相手はきっと分かってくれるはずだ!
私の優しさに気付いて感謝するはず)って。

耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて…爆発。

「いつになったら分かるんだぁああ!!!」

…そりゃそう。仏の顔だって三度までです。
300回くらい耐えたらそりゃ壊れますって。

我慢が悪いって話ではないです。
何度も繰り返しますけど
言わなきゃ分からないって話です。

・・・

「相手を愛したいけど、愛し方が分からない」
こう思う人は実はたくさんいます。
私だってそうです。分からないですよ。
だから、こう考えてみたらどうでしょう。

「どんなことがあなたは嬉しいって思うの?」
相手が嬉しいって思うことを教えて貰うんです。
ちょっと恥ずかしいけど、聞いちゃいます。
それで、教えてくれたことをやる。相手は喜ぶ。
これって相手を愛することじゃないですか?
しかも、結構誰でもできそうじゃないですか?

愛するって、考えるとなんか難しいですけど
笑顔で話をすること、聞くこと、感謝すること。
そのくらいシンプルで充分だと思います。


いったんまとめます。

■仲良しラブラブルートの特徴
・お互いを思いやる気持ちを忘れない
・笑顔、上機嫌、あまり怒らない
・分からないことは聞く。伝え合う

■どんどん亀裂が入るルートの特徴
・最初の愛情貯金に頼りがち。努力しない
・不機嫌が多い、察してほしい、相手を試す
・ちょっとイラッとしたら我慢、または怒る

仲良し夫婦の秘訣としては
仲良しラブラブルートの特徴そのもの。
これが出来てることが大事なわけです。

そんなの基本だろ!って思うかもしれませんけど
勉強でも運動でも恋愛でも基本が一番大事。
この基本ができてない夫婦が多いからこそ
仲良し夫婦がレアケースになってしまってます。

・・・

最後に、夜の営みに関する話。
やっぱりパートナーにとって夜の営みは大事。
そんなに激しいことを書くわけではないけど
センシティブな内容なのでここだけは
有料区間とさせていただきます。

ここから先は

873字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?