2023.12.13 自分のすべきこと

 本日社会復帰しました。日本に帰国して1ヶ月と少し。いわゆる社会不適合者?というか自宅警備員?というかお家大好きっ子してました。しかし今日ついに社会に復帰してきました。どうなんでしょう、みんな仕事嫌だなとかって言う人の方が多いんじゃないかって思いますけど、僕逆で。仕事していたいタイプで。忙しいくらいがちょうどいいというか。すごく充実した1日でした。今日は初日だったので本当に基本的な1日の流れみたいな部分を見させていただきながら、実際にオーダーを取る、フードを運ぶ、バッシングをするなんてことをしてきました。似たような仕事をバンクーバーのお寿司屋さんでしていたので、そこまでテンパってしまうってことはなかったんですけど、それでも順序とか何をどのタイミングでするかとかそう言った部分は自分の思っているものと、お店の流れとが噛み合ってないな。と思いました。初日なんだしそんなもんでしょ。と言うことを思ってしまえばそれまでだけど、そこはお客さんには関係のない話で。だからこそ、もっとできることがあったのでは、もっとクリアにしていけたんじゃないかといくつかの反省点を胸に明日以降も頑張っていこうと思います。

 日本のカフェのコーヒーに関わっての感想としては、やっぱりドリップコーヒー主体になってくるなと思いました。お店のメニューにはラテもあり、エスプレッソも落とすことができますが、どうしても主たるコーヒーというとハンドドリップとなっていました。バリスタの人に話を聞くと、日によってはラテがたくさん出る日もあるとのことでしたが、メニューの上でもやっぱりドリップメインでラテとかは下の方に書かれていたりして、無意識下での優先順位みたいなものを感じました。でもそれはお店のコンセプトとかそういうんじゃなくて、きっと日本のカフェ文化に根付く雰囲気ってやつだと思います。現にきっと日本人に「エスプレッソ」と「アメリカーノ」って何がどう違う?って聞いて答えられない人って多いと思います。エスプレッソマシンがあっても提供するのはラテ。エスプレッソそのものであったり、アメリカーノであったりはオーダーがほとんど出なかったり、そもそもメニューにないってのがリアルで。でも僕が自分のお店を出すってなったらそこをやっていきたい。それを根付かせるためにしなきゃいけない努力ってどんなことなのかってことを考えなければいけないなと思いました。

 ハンドドリップも実際にしているところを今日何度も見させてもらって。お湯を入れる回数。蒸らしの時間。1杯に対する豆の量とお湯の量。そのどれもが今自分が家でやっているものとは違くて。前にも書いた通り、それは当たり前のことで、その豆本来のポテンシャルを発揮するのに最適なレシピってものを模索していくことこそが僕たちバリスタがすべきことで。そのカフェでそのレシピを使ってドリップしているということは、そのレシピが現状最大限豆のポテンシャルを発揮するのに最適ってこと。だからこそ僕はまずそのドリップを自分の最大限の技術を用いてできるようにすることが何より必要なことだと思っています。しかしそれと同時に、やはり継続して色々なドリップレシピに挑戦して、自分の引き出しを増やしていくことも必要。

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