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いい塩梅に生きる、を手放す

ねぇ、手放して生きよう
今日、小雪の降るなか
いつものお店への道を歩いていて
私はどうしてちょっと遠いお店に向かっているのだろうって思った
そのお店の店主さんの作る料理をとてもリスペクトして
食べると内側から元気になる地元の湧水を主流としているのに、お手頃でカフェみたいでもあるそこが大好きなのだけれど、ときどき買い出しで、ぽつねんと待つこともあって、行こうか迷っていたのだ
それでもなぜ、そこに寒い中向かっているのだろうと考えて、
私は運動不足だし、歩ける時に歩くのはいいことだと思ったけど、でもなんだかしんどかった
普通の人ならちょっとしんどいくらいでも大丈夫だと思うんだけど、私は帰ったあとに鬱がでて寝込んだりするので、良い塩梅が難しいのだ

でもそれでも歩いていて、そうしたら、5歩さきの道に屋根から雪が落ちてきた
あと30秒急いだら、直撃だった
だからなんだか、それに当たらなかったことが嬉しくて、ふふふと曇天のなか微笑んだ

いい塩梅に生きたいとそれまで思って、考えていた
いい塩梅に生きたいけど難しい、そんなことを口元をもごもごさせながら、寒い中思ったりしていた

でも、ちょっとだけ、落ちてくる、屋根の雪をみて
いい塩梅に生きようと思うことをやめてみたらいいと思いついた

それをやめてみたら、曇天でも歩いていても、とにかくいいのだと思えると気づいたのだ

世の中って、iDeCoとかNISAとか、投資とか、ふるさと納税とかいろんなことととかあって、なにかやってないといけない気がして、私はハッと目が覚めたりする

たまに世界の情報量に負けて調べたりとかYouTubeとkみたりするけど、結局できない

というのも、今まで会社員として働いてきて、貯金とかも頑張ったけど、鬱の波がくるたびに休職などをして貯金を削るしかなかったから

だからいろんな取り組みにお金を割きたいけど怖くて手がでないのだ

そんな自分を恥ずかしいと思ったりしたけど、でもいいじゃないかな
やる時がくればやるし、無理ならそのまま貯めて頑張ればいい

自分は自分なりにしかやっていけないし、そのなかで幸福ならいいんじゃないかなぁと思った

そういえば、初めてメンバーシップで記事を書いた
そのなかで、平日しか行けない手芸屋さんに行ったのだけれど、昨年のいろんなことでお店がかなりダメージを受けて、昔ながらの手芸用品をかなり手放さなければ行けなかったそうだ

お電話で刺し子のキッドがあるか聞いた時は、のれんとか大きなものしか残っていないと言われたが、それでも諦められなくてお店にいくと、エプロンのキッドが2種類あって、それはもう本当に昭和レトロ!な写真のものだっし、外袋のビニールは変色し始めていたけど、でもそれでもなんだか、愛おしくなって一つ買い求めた

お店の方がかなり古いし、もう誰も買わないからと半額にしてくれた、そう言われると、もう一種類の購入してないエプロンのことも愛しくなって買い求めた

本当は巾着も欲しかったけど、巾着のキッドのビニールは破けてしまっていたのでやめたけどそれすらも今、気になっている

コロナになって有給をとても使ってしまったからまた買いに行けるまでかなり時間がかかるが、もしまだあったらぜひ買って作成したいなと思う

こういうのって都会なら売ってるのかな
逆にない気がする
とっておいてくれた、雪国の手芸屋さんに感謝している
灯油のストーブが店内を暖め、その上にやかんがおいてあって、ちょうどよい上記をもたらしてくれていた

ああ、考えるとまた行きたいな

コロナになってすぐは外出が怖かったけど
よくよく考えたら今年は珍しくインフルの予防接種も受けたし、コロナになったし、数週間はかなり抗体を持った体になっているのだと前向きになった

でもちょうどなくなりかけのマスクを大量に買い足したりとかもした

それを人が多いところできちんとしようとするのだけれど、寒いからニット帽をかぶっているとマスクが滑ってなかなかできない
それに外気が寒すぎて、マスクのなかが結露してしまう
自分でガーゼマスクを作ろうかなと何年も世間から遅れて思ったりした

そんなこんなで私は私の塩梅を過ごしているのかもしれない

いろんなことが人生にあって、鬱とかほかにも自分の思い通りにならないことはたくさんあるけど
でも、いつかその雷雨をすぎたら、ちょっとした軒下に自分の身をかくまえるくらいはできるかもしれない

もしかしたら、買っておいた缶コーヒーがポケットからでてきて、思ったけど、その軒下で癒しを得られるかもしれない

だから、いい塩梅で生きなきゃは手放して、
意識しないいい塩梅でいられたらと祈るように
読んでくださる方に思ったりした


お力添えありがとうございます。