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小説の真似事みたいなことを発信しようと思ってます。 下手の横好きで、音楽もやっていて、3ヶ月に一回のペースで、ある音楽サークルの企画として、動画をあげてます。

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  • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』

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2023年最後の日に

はじめまして、CofCです。今日は2023年12月31日。大晦日の朝です。 明日から新しい年になりますが、私が所属している、あるアーティストの方のファンコミュニティで、Xの「鍵アカコミュニティ」があり、毎年元旦には「今年の抱負」を投稿してます。 で「2024年は何にしようか?」と考えてたのですが、思い立ち、小説を書いてみようと思い、「思い立ったら吉日」と1分でnoteのアカウントを作りました(笑) 実は、そのコミュニティの中で、あるきっかけで「ラジオ小説」(スタエフ)を作

    • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』11/23(土) 【第74話 悪魔と呼ばれた少女】

      颯太たちが溺死した日、これまでより大きく、 はっきりした声が、心の中に聞こえた。 そしてそれ以降、心の声が莉子の人格を 支配する時間が増えていった。   そして、いつしか私の心の中で増幅した声を、 私に関わった人の心に、意識して 棲みつかせることができるようになった。 正確には以前から無意識のうちに、 私の心に響く悪魔の声を目の前の人の心に 伝えてたと思うが、自分でコントロールして、 伝えたりはできていなかった。   しかし颯太たちの事故の日から、 それを自分の意思でできる

      • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』11/21(木) 【第73話 光に向け伸ばした手が掴んだのは蜘蛛の糸】

        声をかけてきたのは、今年はじめに、 他の学校から転校して来た子だった。   明るい笑顔で、私の方を見た。 転校してから3か月は経つので、 私の噂は知ってるはずだ。 クラスが違ったこともあり、今まで、 話をすることは全くなかった。   私は「ありがとう。」という一言を言った。 しかし、人と接すると傷つく事は わかっていたので、それ以上、話はしなかった   その日、下校時に、後ろから声を掛けられた。 颯太だった。 「山崎さん、こっちの方向なの? 俺と同じだね?家はどのあたり?」

        • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』11/19(火) 【第72話 呪われし運命を背負って生まれた娘】

          莉子が5歳の時、母のお腹に妹を授かった。 母は美人で、優しく、莉子の自慢だった。 決して莉子が特別でなく、弟や妹ができると、 嬉しい反面、今後母を独り占めできなくなる、 という感情を抱くことはあるだろう。 莉子にとって自慢の母だったので尚更だった。   ただ、莉子がそういった感情を持てば持つ程、 母の表情から生気が失われていくような気が、 なんとなくしていた。と同時に、莉子の心に、 誰かが直接話しかけている錯覚にも陥った。 それは、日が経つほどに酷くなり、 母のお腹が大き

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        • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』11/23(土) 【第74話 悪魔と呼ばれた少女】

        • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』11/21(木) 【第73話 光に向け伸ばした手が掴んだのは蜘蛛の糸】

        • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』11/19(火) 【第72話 呪われし運命を背負って生まれた娘】

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          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』11/16(土) 【第71話 光さす部屋に見えたものは】

          裕奈は2人と、互いの事情を説明しあったが、 拓也、隆、裕奈、3人とも、 妻や、恋人を探しに来ていた。 そして隆だけでなく、拓也も裕奈と同じような 経緯で、その人がここにいるはずだと考えて、 ここに来たという事まで、一緒だった。   3人をここに集めたのは、偶然か、運命かは、 わからないが、目的は一致した。 過去にここを受診した事があるのも同じで、 口コミを見て、ここの怪しさに気づいたのも 同じだ。   口コミには「ここを頻繁に利用していた知人が 精神崩壊を起こしてしまった。

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』11/16(土) 【第71話 光さす部屋に見えたものは】

          11/14(木)コラム⑪ 章題にこめた意味

          さて、コラムも今回で最終回となり、 次回から、小説の最終章がはじまります。   題名にこめた意味 まず、この小説の題名の由来について 触れたいと思います。   最初に古語もまじる題名にした理由ですが、 これは毎回、トップに挙げている 題字に関係あります。   最初のコラム①にも書きましたが、 この題字は、お知り合いの書道家の方に 書いていただきました。 元々、この方に書いて頂きたいという 思いがあったので、古語の要素も入った 日本語の題名にしようと考えました。   で、

          11/14(木)コラム⑪ 章題にこめた意味

          11/12(火)コラム⑩ 最終章に向けて、思いれの強い人物

          さて、第三章終わりのコラムも3回目ですが、 今日は少し、最終章のお話です。   『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』の ルーツになった曲 今回、この小説を考えるにあたり、 インスパイアーされた曲があります。   シンガーソングライターtuki.さんの 『一輪花』という曲です。 ちなみにですが、次回のコラムで書く、 「月」に纏わる話も、tuki.さんの名前から 思いつきました。   このtuki.さんは、今年16歳になる 女性アーティストです。 2023年の暮れに、YouTu

          11/12(火)コラム⑩ 最終章に向けて、思いれの強い人物

          11/9(土)コラム⑨ さ~て、何を書きましょうかねぇ?笑

          第三章終わりの、2本目のコラムですが・・・ さ~て、何を書きましょうかねぇ?笑 これを書いているのは10/26なんですが 元々、準備してたコラムはあったんです。 ただ、事情により、11/9時点では、 元々準備していたものが 投稿できない状況になってまして。 そのことに、今朝気づいて、 慌ててPCに向かっております(笑) まぁ、さすがに、一応、出だしくらいは、 小説の内容に関係する話題に、 絡めましょうかねぇ。 ということで、この小説は基本的には ラブストーリー、恋愛もの

          11/9(土)コラム⑨ さ~て、何を書きましょうかねぇ?笑

          11/7(木) コラム⑧ "ユナショウ”のモデルは?

          さて、第三章も終わりまして、 残すは、最終章のみとなりました。 ところで相変わらず章の最後は、 サラッと終わりますよね(笑)   ユナショウのモデルとなった2人 それにしても裕奈ちゃん、 とても可愛かったですよね 本当は、もっとツンデレ感がある キャラクターになる予定でしたが、 そうならなかったのは、 モデルの影響かと思います。   第一章、 第二章は、ぼんやりとした モデルしか居ませんでしたが、 第三章の裕奈ちゃん、翔君については、 わりと、しっかりとモデルが居ます。

          11/7(木) コラム⑧ "ユナショウ”のモデルは?

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』11/5(火) 【第70話 満月に堕ちにて、寛裕に溶けゆく】

          病室を出てスマホを見るとLINE通知があった。 翔からだった。最寄り駅で待ってるね、と。 「もうすぐで、翔に会える」 病院から駅に向かうバスで、睡魔に襲われた。 幸い終点だったので運転手が起こしてくれた。 催眠療法の影響のようだ。前回も、そうだが、 受けた日は、暫くフワフワした状態が続く。   電車に乗り換え、どうしようか迷ったのだが、 ほとんど空席なのに、立っているのも 違和感があると思い、車両の一番端の席に 座った。 寝過ごすといけないので、アラームをかけた。 そし

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』11/5(火) 【第70話 満月に堕ちにて、寛裕に溶けゆく】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』11/2(土) 【第69話 決断】

          病院に着く頃には、だいぶフワフワした感覚は 晴れてきた。いつものように1階ロビーにある エレベーターで4階にあがろうとしたのだが、 このエレベーターが改修で使えない。 どうやって行けばいいのだろう?と思い、 横を通りかかった看護師に、声をかけた。 すると、たまたまだが、父とこの病院に 最初に来た時の看護師だった。 私は思わず言った。   裕奈「あ、私のこと、覚えてらっしゃいます? 前、日曜日にこちらに来て、エレベーターで、 3階と4階を押し間違えた看護師さんですよね」 看

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』11/2(土) 【第69話 決断】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』10/31(木) 【第68話 混迷】

          皆での楽しい時間はあっという間に終わった。 片付けを終え、お風呂から出て部屋に戻ると、 どうしても、東京?山形?という 選択の答えを出そうとして思考の沼に陥る。   答えを出す決定打はない。 詰まるところ母が、より望むのは 「母」としての余生か、 それとも「妻」としての余生か、 という事に落ち着く。 この問いは自分以外の価値観の話だ。   とは言え本人に聞いても、 答えが出るわけではないとも思った。 その2つの立場は、きっと、 本人の中でも切り分けができないからだ。 結局は

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』10/31(木) 【第68話 混迷】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』10/29(火) 【第67話 選択】

          子供は親の事を知っているようで知らない。 というより子供が知り得るのは、 父と母という側面だけで、 夫と妻という側面については、 ほとんど知らないと思った。   母親を酒に追い込んだのは自分ではないか? という思いは晴れたが新たな迷いができた。 私は山形に行くべきか? それとも、東京に残るべきか? ということだった。   父と母の真相を知った今、 家族の一員として山形に行って、 母に寄り添うべきではないか?と思う一方、 私が居ない方が父と母にとっては いいのではないか?という

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』10/29(火) 【第67話 選択】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』10/26(土) 【第66話 真相】

          夕食の間は山形の病院の話や家の話などが、 中心だった。食事が終わりお風呂に入った。   いつもならば、入浴後は自分の部屋に入るが、 今日はもう少し父と話がしたいと思ったので、 リビングのソファに座った。 父の一時帰国は来週の火曜日に決まったので、 それまではこの家に居る。 父がお風呂から出てきたので、私は言った。   裕奈「ビールでも飲む?お父さん、 もう少し、話さない?」父は言った。 猛「裕奈がそう言ってくれるなら もう1本だけ飲もうかな。」 父にビールとグラスを渡した

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』10/26(土) 【第66話 真相】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』10/24(木) 【第65話 進展】

          家に帰り、父に頼まれて項目で、 最後に残っていたものを片付けた。 その時、ソファに置いたスマホの 通知に気づいた。   一つは父の猛からで、 山形で病院や祖父母との調整をして、 3か月後、母を山形に転院させることが 決まったということだ。 ただ詳しいスケジュールは会社と相談して、 決まるということだ。 あわせて本当は土曜から一旦、 モロッコに戻る予定だったのだが、 現地の空港がストに入り、 もう暫く日本に居るということだ。   それもあって、土曜日に翔の一家を招いて、 モロ

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』10/24(木) 【第65話 進展】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』10/22(火) 【第64話 恋人】

          私が尋ねると、クラスメイト達が笑いながら、 教えてくれた。 授業の中で証明されていない定理の話になり、 その中でフェルマーの最終定理の話に なったのだが、寺山先生が、翔に、 「何っていう定理か知っているか?」 と聞いたところ、翔のアホが ユウナーの最終定理と答えたらしい。   すると、寺山先生が 「あ、そういえば、今日、櫻井休みだな。 確かに会えないと寂しいよな、 あ、一応言っておく、非公式ではあるのだが、 うちの学校の先生たち、みんな お前たちのこと応援してるぞ、 非公式

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』10/22(火) 【第64話 恋人】