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建築を革新する自律歩行ロボ「SPOT」

こんにちは、つじしゅんです。

海外の建築ニュースを要約しお届けする、

建築Reading Part24

取り上げたニュースはこちら

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Boston Dynamics社の四足歩行ロボット「SPOT」

SPOTが四足歩行する姿を、ニュース等で見かけた方も少なくないはず。

このSPOTの優れた点は、設置型のセンサーや空中ドローンによる室内撮影のデメリットを克服し、自律して動き、正確に計測し、それを大規模で実行できる、というところ。

この新種の地上型ロボットは、車輪や追跡装置ではなく脚を持っており、障害物の上や周囲を歩いたり、階段を昇り降りしたりと、アクティブな建設環境を器用に進み、レーザースキャナー、360度カメラ、赤外線カメラ、環境センサーなどで、プロジェクト管理に欠かせないデータを取得します。

以下にSPOTにより起こりうる変化の一部を紹介します。

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アズビルド

設計意図モデルではなく、実際に建築されたものを正確にデジタル化した、本当に正確なAs-Builtドキュメントを作成でき、工事中から入っていれば、施工上の情報も反映することができる。

BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)とあわせて、建築のデジタルツイン化(リアル空間にある情報を仮想空間で再現すること)に役立つでしょう。

また、設計者に対する現場からのフィードバックとしても活用できます。

工業化された建設

プレハブ工法(工場で材料を加工し、それを現場に搬入し、現場ではほとんど組み立てるだけという建築工法)は建設効率を上げる重要な要素ですが、プレハブ部材と建築構造物との整合性を確保するため、継続的に最新のモデルが不可欠となります。

現場での修正をすぐにモデルに反映することで、プレハブ部材との不整合を減らすことができます。

ハンドオフ(引き渡し)

建物のライフサイクル全体にわたって、アズビルドは建物のオーナーにもメリットがあります。

先にも述べた、デジタルツイン化したデータを持つことにより、建物を運用していくうえで、建物管理をスマート化し、設備更新の要否が分かり、IoTと組み合わせることで、建物運用を仮想空間でシミュレートし、効率的な運用を可能にします。

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情報、データの持つ資産的価値が認められつつある昨今、
GAFAの一角、Amazonはマンションを作り、生活の情報をAmazonへ提供することで、安い家賃で入居できる、というサービスまで打ち出されるほど。

建物の正確な情報を持つことはこれから必須になっていくかも知れませんね!

より良い情報をあつめるために全額、惜しみなく使わせていただきます。 それでまた、新たな情報をお届けします!