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今も未来も快適にする、新たな断熱材

こんにちは、つじしゅんです。

海外の建築ニュースを要約しお届けする、

建築Reading Part22

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生活環境を、外部の暑さ寒さから守ってくれている断熱材。
断熱材の入っていない家に住んでるっていう人はもうほとんどいないでしょう。

そんな、私たちの快適な室内環境を作ってくれている断熱材ですが、従来の断熱材は、揮発性化合物を大気中に放出し、家庭や職場の環境や気候変動に悪影響を与えています。

この問題を解決する、サステナブルな断熱材が誕生しました!

開発したのは、ノーステキサス大学の研究チーム。
トウモロコシをベースにしたポリ乳酸とセルロース繊維を混合。
その後、超臨界二酸化炭素(臨界温度と圧力を超えて保持された流体状態の二酸化炭素)を使用して作成されるのだとか。

制作するのに、二酸化炭素から生成された材料を使うってすごいですよね!
最も大きな温室効果ガスである二酸化炭素を使い、作られる超臨界二酸化炭素。断熱材のほかにも様々な使い道を研究中なのだとか。

話が少しそれましたが、この断熱材、作り方がサステナブルなだけでなく、性能もすごい!

断熱性能は従来のポリウレタンベースの断熱材と比較して12%なんだとか。

しかも、従来の断熱材は1000年間環境に留まるとも言われているのに対し、新たな断熱材は堆肥化が可能
なんと、50日で90%が分解されます。


現在の生活環境を快適し、未来も守る断熱材。
はやく一般化して欲しいですね!

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