見出し画像

「SDGsがひらくビジネス新時代」を要約しました。(時間が無い人向け)

とある読書会で、最近話題の「SDGsがひらくビジネス新時代」を読んだので、自分のアウトプットも兼ねて、簡潔に、重要だと思ったワードや概念だけをまとめました。

忙しい人は、「◉まとめ」のところだけ読んでください!(ココ大事)

それでは早速はじめます!

わーい!

◉本の概要

SDGsがひらくビジネス新時代

著者:竹下隆一郎 さん

◉各章の要約

超簡潔に大事だと思った言葉のみ書いていきます。

個人的なことは経済的なこと

内なる声を大切にしよう

世界中の人たちが、ビジネスや消費など、「経済の領域」において「自分の価値観」をもとに行動するようになっていることがあるのではないか

全てのビジネスパーソンはSDGsに取り組むべき

SNS社会がSDGsの「きれいごと」を広めた

個人の声がエンパワメントされた

「思い」は「感染」するように伝播していく

個人の「思い」など、心をベースに盛り上がる社会運動は、別の誰かの心を動かし、まるで「感染」するように伝播していく

SDGs時代の「市民」たち

SDGs市民たちが企業に向ける視線は「無限」

「個人の思い」が「みんなの思い」へ

スピード感を持って、常に「問い」を立て続ける


優等生化する企業

「新たな資本主義」に移行している歴史的背景

①「ナイキ」の不買運動
東南アジアでの児童労働や長時間労働の発覚
②リーマンショックを機に始まった資本主義の「内省」
「見えないリスク」に向き合うことの重要性
社会問題や環境を重視して中長期の計画に基づいて経営しているか

「正しさ」を求める消費者たち

「個人的なこと」が大事にされる時代において、戦略や思想は重要ではない

本当に大切なのは、企業の商品担当者や消費者を中心とした「ビジネスの現場にいる人たち」の内面

モノ言う消費者たちとSNS
①SNSはさまざまな声を可視化する
②他人と繋がるスピード
③複数生→ビジネスを考える上で大切になる

衝突するアイデンティティ

横たわる2つの問題
①消費者と店員のアイデンティティが並存しているということ
②「環境問題に配慮した」消費が特権階級のものではないか

「正しい」消費者が生まれてしまうのは危険

中立であることは、沈黙することではない。そして、メディア、NGO、消費者もそれに応えて一緒に考えることが大切

ミャンマーのクーデターと日本企業

暴力を用いて市民を抑圧している軍事政権の国で、企業はビジネスを続けて良いのか?
→軍政権を強化することに加担しているのでは?

SDGsに取り組むと言うことは、さまざまな社会問題が抱える矛盾と向き合うこと→経営者なりの考え方を持つ必要
企業は思考を深めて、経営トップ自らが価値観を発信しないといけない。

経済職場が「安全地帯」になる日

一人ひとりの社員が心理的安全性を感じられる職場になる必要がある

トップが「ビジョン」を発信することは大切だけど、これからは一人ひとりの社員が「個人的なこと」を言葉にして話せる職場でなければいけない

求められる企業の形

従来の日本的企業は「家族」のような組織
「個人的なこと」が重視されるアイデンティティ経済の時代において、「チーム」のような企業が求められるのでは?

SDGsが「腹落ち」するまでに

一番大事なのは「しっくり来る」かどうか

◉まとめ

○全てのビジネスパーソンはSDGsに取り組むべき

全てのビジネスパーソンはSDGsに取り組むべきである。

なぜなら、

①個人が、「経済の領域」において「自分の価値観」をもとに行動するようになっている

②企業にとって、社会課題や環境問題に考慮することが、単なる「慈善活動」ではなく、利益を追うための、ハードなビジネス上の戦略となっている

③個人というプライベートの領域ではなく、仕事というパブリックな場だからこそ、SDGsに取り組める

から。

○どのようにSDGsに取り組むべきか

では、どのようにSDGsに取り組むべきか。

①SDGs時代の「市民」たちの特徴を把握する

個人の声がエンパワメントされていることに留意する

スピード感を持って、常に「問い」を立て続ける

モノ言う消費者たちの複数生を考える

②企業・経営の形を柔軟に変化する

・さまざまな社会問題が抱える矛盾と向き合い、企業は思考を深めて、経営トップ自らが価値観を発信する必要がある

・社会問題や環境を重視して中長期の計画に基づいて経営する

・一人ひとりの社員が心理的安全性を感じられる職場になる

・「個人的なこと」が重視されるアイデンティティ経済の時代において、「チーム」のような企業が求められるのでは?

③自分にとって「しっくり来る」形を大切にする

・一番大事なのは「しっくり来る」かどうか

・SDGsの目標は17あるが、それぞれの持ち場で、得意なこと、できることからやっていく社会を目指す

◉感想

ここまで読んでいただいた方々、ひどく雑で読みづらい、個人的アウトプットを読んでいただきありがとうございました!

自分は、「さまざまな社会問題が抱える矛盾と向き合い、企業は思考を深めて、経営トップ自らが価値観を発信する必要がある」という点が「確かになぁ。でも思考を深めるのも発信するのも、小さな点にも配慮する"SDGs的な"優しい人ほど様々な点でハードルがあるんだろうなぁ。」と思いました。

また、「「個人的なこと」が重視されるアイデンティティ経済の時代において、「チーム」のような企業が求められるのでは?」という点に対しては、「個人的なこと」が重視される一方で、コミュニティ疲れによって「心理的安全性」を求めている現代の人たちにとって、「家族」のようなコミュニティからも参考にすべき点があり、その2つのいいとこ取りをする組織の形を目指すべきなのではないか、と思いました。(かといって自分も正解は見つかっていないのですが)

以上になります!

====

【追記】発表の資料をせっかく作ったので、(30分で作ったので超雑ですが)このnoteに来てくれた方にはシェアします!

どんな風に使ってもらっても構いませんが、この記事にスキを押していただけるとテンション上がります!^^


ありがとうございました!

この記事が参加している募集

溜まったお金は全額、月に行くために使います!