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お父さんお母さんがScratch Jrを教える時のプログラミング教育ガイド2 お母さんお父さんへのありがとうのメッセージを伝えよう

こんにちは、K研究員です。

プログラミング教育ガイドの第2回を作ってみます。前回はこちらです。

前回はキャラクターをいろいろ動かすところまでやりました。それだけでもしばらく遊べますが、目的を持たずにいろいろ遊んでいるだけというのも、プログラミング的思考を伸ばすという意味では少し物足りないかもしれません。プログラミング的思考とは?と思った方はこちら

そこで、今回はお母さん、お父さんへの感謝のお手紙を出そうという企画です。お母さん、お父さんと書いたのは今教えていないほうという意味です。二人で教えていたらおじいちゃんおばあちゃんでもいいしお兄ちゃんお姉ちゃんでも大丈夫です。

なお、今回は録音機能を使ってやっていきます。完成図はこんな感じです。

今回も前回同様下記の進め方で行きましょう。

1. 何を作るかを想像してもらう
2. 最初のステップをやって見せる
3. やってもらいながら、必要に応じてサポートする
4. 完成したら、もっと工夫してもらう
5. ほかの人と共有する

1.想像させる

お父さん(お母さん)「プログラミングでお母さん(お父さん)にいつもありがとうってお手紙をつくれるんだけど、書いてみない?」
(ここで上の完成予想図を見せてもOK)
XX君「うん、やってみるー」
お父さん(お母さん)「ありがとうするときに何があったらいいかな?」
XX君「うーん、わかんない」
お父さん(お母さん)「じゃあやりながら考えていこう」

2.最初のステップをやってみる

お父さん(お母さん)「まず、XX君をプログラミングの世界に入れよう」

やり方
1.左の+からキャラクターを選択。のっぺらぼうの「こども」を選びます
2.左に出てきた「こども」の右の筆マークをタッチして編集画面へ
3.右下のカメラのマークをタッチして、次にのっぺらぼうの顔部分をタッチします。カメラで撮影できるようになるので、お子さんに撮影してもらいましょう

お父さん(お母さん)「次に録音して、XX君がしゃべるようにするよ」

やり方
1.緑色のスピーカーマークのプログラミングブロックをタッチ
2.点線で囲まれたマイクマークのブロックをタッチ
3.録音画面が出てくるので、赤丸を押して開始します。お子さんに何かしゃべってもらい、終わったらチェックマークをタッチします
4.出てきたマイクのプログラミングブロックを配置します。旗の次に配置すれば、旗を押したときにしゃべるようになります

3.やってもらいながら必要に応じてサポートする

お父さん(お母さん)「じゃあ、もっといろいろしゃべらせたり、いろいろなキャラクターを置いたりしてかっこよくしよう」

XX君「うん」【いろんな声を入れたり、いろいろ置いたりしてカオスになってくる】

XX君「背景を変えるのはどうするんだっけ?」
お父さん(お母さん)「それはね・・・」

4.完成したらもっと工夫してもらう

お父さん(お母さん)「実は文字も入れられるよ」
XX君「うーん。お父さん(お母さん)入れて?」
お父さん(お母さん)「なんていれたらいい?」
XX君「えっとねー。・・・」

5.ほかの人と共有する

お父さん(お母さん)「お母さん(お父さん)に見せにいこうか」
XX君「うん!」

終わりに

いかがでしょうか。おそらくよくわからないものができると思いますし、よくわからない言葉を吹き込んだり、よくわからない言葉を入れさせられたりするかもしれません。でもそれでいいんじゃないかと思います。プログラミング的思考は自分のやりたいことに対してどうやったら近づくか考えるということを含んでいます。小さい子供とはいえ自分のやりたいことを尊重してあげないとそもそもの前提が成り立たなくなってしまいます。

それに、作っているお父さんお母さんも、見せてもらったほうも自分で考えて作ったもののほうがおもしろくてうれしいと思います。

下はうちの子の作品です。この後、もっといろいろ音声を追加して、お母さんからは頭が混乱してくると言われてしまいました。


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