見出し画像

サウナで楽しむ森の香り@エストニア

お疲れ様です。Y研究員です。エストニアのサウナについて書いています。今日はサウナで使うヴィヒト(サウナで体をパシパシたたく枝葉の束)の上級編です。エストニア人が、おじいさんから伝え聞いた特別な方法を教えてくれる記事を見つけました。今日はその話題です。

作る時期

ヴィヒトを作るには若い葉っぱが良いです。エストニアは5月初旬に桜が咲く、涼しい場所です。なので葉が出始めるのも5月です。そのあと1ヶ月くらいした夏至から7月くらいが丁度よいと言われています。もちろん最適な時期はその年の天候に左右されるので目安です。

ヴィヒトに使う木

普通は白樺ですが、記事ではカシスが良いと書いてあります。エストニアはベリーが豊富にあります。カシス(Blackcurrant, Must sõstra)はよく庭に生えています。サウナで使うと特別な甘い香りがするそうです。

その他では、ハンノキ(Lepp)は頭痛を和らげる効果があり、カバノキ(Sarapuu)は体を活性化して皮膚を元気にする、シナノキ属のフユボダイジ(Pärnapuu)は炎症を和らげると言われているそうです。

森の植物を束にしてサウナで楽しむ

体を叩くだけでなく、休憩室に野草を束にして吊るしたり、煮詰めたエキスでレイル(湯気)を出して楽しむ方法もあります。花束みたいにハーブや野草を箱に入れて、蒸気を通すとサウナがいい匂いになります。そういえば公衆サウナで乾いたハーブを壁に差し込んでいるオジサンをみました。確かにいい匂いがしていました。

終わりに

エストニアは森の国です。街でアロマオイルを使ったサウナを手軽に楽しむのもありです。もう一歩進めれば、森の中で薪ストーブを使って野草の香りを楽しむサウナも良さそうです。

それではまた!

その他サウナに関する記事はこちらからどうぞ!

参考にした記事

ヴィヒトを作るワークショップの開催記録

(木のタールで作った石鹸も売っていた様子です)


無料のプログラミングクラブCoderDojoを運営するにあたり寄付を受け付けています。お金は会場費・Wifiの費用・教科書に使用します。